見た目も履き心地も軽やかな「白ソールのスエード靴」

まるで足元から心地よい潮風が吹いてきそうなさわやかさを演出するホワイトソール。思わず触れたくなる見るからに上質なスエード素材。履き心地も柔らかく気持ちまで軽やかにしてくれる一足は、カジュアルはもちろんスーツにも難なくマッチします。

夏の定番であるエスパドリーユやボートシューズを同ブランドの美意識でスタイリッシュに進化。アッパーはヴァンプローファーでシンプルかつクラシックながら、ヒール部分にペブルの意匠を採用するなど“らしさ”をちりばめています。ソフトなカーフスエードを使用しているため、足入れもスムーズで履き心地も快適。

デッキシューズのソールに白が多いのはなぜか、みなさまご存知でしょうか？　

理由は簡単。〝船の甲板を汚さないため〟なのだそう。なるほど。ホワイトソールの革靴を見ると、なんとなくリッチな印象を覚えるのは、潮の香りを連想させるからなのかも。

そんなことを念頭に置いてセンスのいい足元を考えてくると、ひとつの答えが見えてきました。それは、ホワイトソールかつスリップオン型のスエード素材を選ぶこと、です。

理由は単純明快。ホワイトソールで潮の香りのリッチ感を。スリップオンで現在のファッションシーンの根底に流れるリラックス感を。そして、スエード素材で表革では醸し出せないひと目でわかる洒落っ気を演出できるから。

この三拍子揃った潮風を感じさせる足元の選択こそ、この春のセンスの良い舵取り、まさしく「モテ舵、いっぱ〜い！」なのです。

ピークドラペルのスーツのインナーにボーダーのカットソー。そして足元からは潮風を感じさせて。端正なスーツがインナーとシューズの恩恵で、即潮の香りのするスタイルに早変わり。バッグの差し色で遊び心もプラスして。

潮風を感じさせる白ソールのスエード靴は、当然デッキパーカとの相性は言わずもがな。白パンなどを合わせるとさらなる潮の香りに加え、わかっている感も格段にアップするため一層洒脱になります

マリンリゾートを意味する『ネイビー』というモデル名を冠した一足。アッパーに使用したキメ細かなスエード素材は、裏地を排したアンライニング仕立てで、ストレスフリーな履き心地を味わえます。渋さのなかに軽やかさを感じさせるマローネビアンコ（茶×白）の配色も、オヤジさん好みですね。

名作ローファー『ロペス』のサドルデザインをステッチで表現したウィットに富んだ『ペース』。一枚革のアッパーやソールの張り替えができる極めて技術力の高いブレイク製法を採用するなど、こだわりが散見できる作りは見事！ ちなみに新開発のソールはふたつ折りにできるほど柔軟です。

アッパーにはスエードレザーを、ライナーには足あたりの優しいゴートレザーを使用。ブーツタイプなので硬い履き心地かと思いきや、屈曲性に優れたソールを採用することで、そんな心配も無用。随所に施されたブランドカラーのオレンジのステッチもデザインのアクセントに。