【買えるスナップ実例】イタリアオヤジの最旬「ひざ丈コート」その4

世界のお洒落オヤジたちのリアルを切り取った我々の鉄板企画「Snap LEON」と買えるLEONを合体！最旬の実例と最新の逸品で、モテる冬を徹底サポートいたします。

CREDIT :: 写真／静物・鈴木泰之（Studio Log）、スナップ・仁木岳彦（siteniki.com）、Massi ninni、田中駿伍（maettico）　スタイリング／四方章敬　文／小曽根広光　編集／渡辺豪、武田一希、久保麻実、五十嵐菜（すべてLEON）

短丈ブルゾンからロングコートまで、分け隔てなく人気の昨今のアウター事情ですが、イタオヤたちのスタンダードは“ジャストひざ丈”。その真価は、街を歩いた時にこそ発揮されます。着丈の長いコートは足運びに連動してヒラヒラとはためく様子にエレガンスが宿るわけですが、ひざ丈コートはその動き方が絶妙。キビキビと軽やかでそれなのにゆったり優雅さも醸し出す歩き姿が、冬の街で際立つのです。　

渋茶コートがイタオヤの新潮流

イタリアメンズファッションスナップ秋冬 AW コーディネートちょい悪おやじ LEON

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ストリートで目立ったのはカントリーなブラウン系ツイードとクラシックなトレンチ。どちらも木枯らしの吹く冬空に絶好の相性で、オヤジの渋さを最大限にブーストしてくれます。

おカタく見せないヌケ感も重要です

たっぷりとしたひざ下丈コートをスニーカーやニットキャップでドレスダウン。本来格調高いコートだからこそ、ユルくこなすのがイマドキ。

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【Item1】「リヴェラーノ＆リヴェラーノ」のツイードコート

まさに一生モノのハンドメイドコート

ツイードコート62万7000円／リヴェラーノ & リヴェラーノ（買えるLEON）

フィレンツェを代表するサルトリアによるひざ丈コート。ターンナップの袖やパッチ＆フラップポケットがスポーティさを演出する『アルノ』は、ほぼすべての工程が手縫いで、芸術品といえるほどの迫力です。

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【Item2】「キリュウキリュウ」のミリタリーコート

ミックス感が光る進化系ミリタリー

ミリタリーコート9万9000円／キリュウキリュウ、ニット3万9600円／リヴォラ、デニム4万2900円／レミレリーフ、靴5万5000円／wjk（すべて買えるLEON）

フィールドジャケットを長丈にしたようなデザインが個性的。エポーレットとダブルポケットがタフさを、袖口のギャザーがスポーティさを、ひざ下丈が優雅さを引き立てます。空気を含むように織り上げたウールで着心地は軽快。

コートの存在感を活かしつつも、重厚になりすぎないバランスで着こなすのがイマドキにまとめるキモ。ここではウォッシュドジーンズで軽やかさを加味しつつ、ビビッドレッドのニットでモダンなスパイスも効かせました。足元もレザーシューズでオヤジの品位を担保しつつ、紐靴ではなくローファーを合わせて軽快感を意識しましょう。

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【Item3】「ヘルノ」のトレンチコート

ダウン内蔵で真冬も快適

トレンチコート23万6500円、ニット14万8500円、パンツ4万2900円、スニーカー5万3900円／すべてヘルノ、メガネ3万1900円／ウェイティングフォーザサン（すべて買えるLEON）

ダウンを仕込み防寒性を高めたトレンチコートは、優れた防寒性を発揮しつつ着膨れ感ナシ。美シルエットで知られるヘルノならではの手腕です。コットンライクに仕上げたポリエステル生地は撥水性とナチュラルストレッチも備えます。

ウォッシュ加工を施したヴィンテージ調のトレンチを、ポップな柄ニットとほどユルな白パン、スエードスニーカーで。ラギッドなコートこそ、男臭くならないようにすることが肝要です。ちなみにこのコート、裏地にはロゴワッペンのプリントが全面に。裾がはためくとチラリと覗き、視線を集めます。

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2023年12月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です