GクラスのDNAを受け継ぐSUV
ファッションエディターの池田保行氏は仕事の合間にもキャンプに出かけるほどのアウトドア好き。今回は、そんな池田氏が本格SUV「メルセデス・ベンツ GLB 200 d」を試乗レビュー。GクラスのDNAを受け継ぐというGLBの走破性やユーティリティ性、そしてデザインについても語っていただきました。
池田保行(いけだ・やすゆき)
ファッションエディター&ライターユニットZEROYON(ゼロヨン)主宰。20年以上にわたりファッションメディアで活躍するエディター&ライター。BBQインストラクターの資格を持ち、キャンプ関連にも造詣が深い。
◆Point.01
7人乗りの3列シートで、人もモノも載せられる
テントに寝袋、椅子にテーブル、ランタンポールや焚き火台など、本格キャンプを楽しむならそれ相応の機材や荷物が必要。GLBの3列シートは、都市部では7人乗りのコミューターとして力を発揮し、アウトドアではシートを倒すことによってキャンプ用品一式が積み込めるほどの高いユーティリティ性を誇ります。
「最近のファッションって割とオンとオフの区別がないというか、会社にも行けるし遊びにも行ける、週末のスタイルと平日のスタイルの垣根がなくなってきていると思うんです。そういう意味で言うと、都会でもアウトドアにも使えるユーティリティ性の高いクルマっていうのは、これからの時代らしいなって思いますね」
そう池田氏が語るように、この一台でオン・オフ使えるGLBの万能さは多趣味な大人にこそぴったり。シートアレンジによって最大1680ℓの荷室空間が生まれるので、キャンプ以外にもスキーやゴルフ、サーフィン、サイクリングといったアクティブな趣味を持つ方にふさわしいSUVとなっています。
◆Point.02
アウトドアに映えるGクラス譲りのデザイン
メルセデス・ベンツが誇る本格オフローダーと言えば、Gクラス。そのDNAを引き継いだGLBは、見た目にも直線的なフォルムを踏襲しています。さらに池田氏は続けます。
「僕にとってキャンプは自宅の部屋の延長です。だからキャンプでも家でやっていることとほとんど同じことをするんですね。本を読んだり、YouTubeを観たり、あるいは仕事をしたり。ただそうすると、やっぱりクルマも居住性が高い方がよくて。家でリラックスしているような感じでキャンプに乗ってこれたらいいなっていうのは思いますね」
GLBのスクエアなボディは居住空間を広げるのにも一役買っています。移動時の快適さとキャンプ場でも映える見た目の良さ、そのバランスを高次元で両立するデザインは自然の中でも特別感を演出します。
「こういう使いやすい車、どこに乗って行っても『シーンに見合うクルマ』っていうのは僕は好きですね」
見た目にこだわる方も居住性を重視する方も、どちらもうれしいカタチがこのボディには表現されているんです。
◆Point.03
ロングホイールベースによる安定した乗り心地
GLBの特徴の一つは2829mmというロングホイールベース。それによって高速走行時の安定性を確保し、ロングドライブの疲労も軽減します。もちろんオフロードの走破性についても池田さんは太鼓判を押します。
「林道に入った時にはその力強さをすごく感じました。キャンプ場に入ってくる道の路面は良くないんですけど、それを感じさせない走破性は『さすが』のひと言。そういうところもキャンプに適した車だと思いました」
GLBは低速でもパワフルな走りを実現。「GLB 200 d」はディーゼルターボエンジンの前輪駆動によってトルクパフォーマンスに長け、「GLB 250 4MATIC スポーツ」はフルタイム四輪駆動によってあらゆる道の走破性を担保します。
街乗りのコミューターとして、あるいはアウトドアのパートナーとして――。
スポーツ、ユーティリティ、居住性と、まさにSUVの三拍子が揃ったメルセデス・ベンツ GLB。人生を遊び尽くす大人なら、ぜひ次の一台としてチェックしてみてはいかがでしょうか。
GLB 200 d
【Car Specs】
全長×全幅×全高:4640×1835×1700㎜
エンジン:2.0リッター 直列4気筒ターボ ディーゼル
最高出力:150ps
最大トルク:320N・m
価格:512万円(税込)~/メルセデス・ベンツ(メルセデスコール)