ちなみにライブラリーやコンサルティングルームに置かれたインテリアはすべてフェラーリ本社が指定したもので、そのゴージャスななかにも品のいいデザインには思わず目を奪われる。そしてココにも最新モデルの1台であるローマが飾ってあった。
ロッソ・スクーデリアはオープンからわずか6年であたらしいCIを採用したことになるが、その意義について同社の松原隆文副社長は次のように語った。
「新CIは全世界のフェラーリ・ディーラーが採用するもので、私たちもその方針に共感して採り入れることを決めました。日本でいちばん最初の導入ということで、新しいタッチポイントをお客様にご提供できるということは意義深いと考えております。新CIはフェラーリの基本的なバリューであるハンドメイド、モータースポーツへの取り組み、ヘリテージ、1台1台の仕様が異なるといったことをお客様に訴求することが目的で、それに必要なアイテムがこれで揃いました」
いっぽう、フェラーリ・ジャパンのフェデリコ・パストレッリ社長は新CIのショールームがオープンした喜びをこう述べている。
「六本木のショールームに最新設備を導入できたことを心からうれしく思います。このショールームにより、日本に対する私たちの継続的なコミットメントを表明できたと考えます。一般的なカーディーラーとは異なり、居心地のよい空間でもてなされる会員制のクラブのような雰囲気のなか、フェラーリの世界観とブランドとの直接的なつながりをフェラーリ・オーナーの皆さまには感じ取っていただけるはずです」
なお、国内に9店舗あるフェラーリ・ディーラーも順次、この新CIを採用。2021年の第1四半期が終わるまでには導入が完了する見通しという。コロナ禍にあって、売上げも販売台数も絶好調というフェラーリ。新ショールームの誕生で、その動きはますます加速するかもしれない。
■ ロッソ・スクーデリア 六本木ショールーム
住所/東京都港区六本木5-18-3
TEL/03-3583-0458