ポンタス・ヘグストロム社長は、コロナ渦にあってもジープ・ブランドのセールスが堅調であると説明。1~9月の累計で日本市場の輸入車販売が平均で21%落ち込むなか、FCAジャパンはマイナス分を14%に留めることで、同時期の輸入車市場におけるシェアが同社史上初となる9%超になったと強調する。
ジープでは現在、ローン初回の支払いを最大5カ月据え置くスキップローンなどのキャンペーンを実施。厳しい環境でも好評を博している背景には、FCAジャパンのこうした施策が功を奏しているといえそうだ。
この後輪駆動用モーターとは別に、フロントにも独立した電気モーターを装備。こちらは減速時やアクセルをオフした時に車両の運動エネルギーを回収し、バッテリーに蓄える回生ブレーキの機能を果たす。
ハイブリッドシステムには、走行状況に応じてエンジンとモーターをもっとも効率よく使う「ハイブリッド・モード」、バッテリーに蓄えた電力を優先的に用いて最長48kmのEV走行を可能にする「エレクトリック・モード」、エンジンを積極的に活用してバッテリーの電力消費を抑える「セーブ・モード」が用意されており、ドライバーは優れた効率性とジープらしい走りの良さを状況に応じて選択することが可能という。
レネゲード 4xeには2タイプあって、価格はレネゲード リミテッド 4xeが498万円、レネゲード トレイルホーク 4xeが503万円。パワートレインの構成は同じだが、エンジンチューニングの違いによりシステム全体の最高出力はリミテッド 4xeが191ps、トレイルホーク 4xeは239ps。燃費性能は前者が17.3km/ℓ、後者は16.0km/ℓ(WLTCモード)となっている。
また、レネゲード4xeの発売を機に、ジープ全車種に対して新オーナーロイヤリティ向上プログラム「ジープ ウエイブ」が導入された。これは購入者に3年間のフリーメンテナンスのほか、オーナー優遇サービスや特典などが提供されもの。これまで以上に安心してジープを楽しむことができるだろう。