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2020.12.05

泣く子も黙る! 水色×オレンジのガルフ・カラーをまとったマクラーレン エルバが初公開

その名を知らないまでも、水色とオレンジのツートンカラーのレーシングマシーンを一度くらいは見たことがあるのではないだろうか。「Gulf」(ガルフ)──100年近い歴史あるアメリカの石油メーカーだ。

CREDIT :

取材・文/大谷達也、近藤高史(LEON)

12月3日、マクラーレン・オートモーティブは同社の最新ロードスターである“Elva(エルバ)”をガルフ・カラーにペイントしたMcLaren Elva Gulf Theme by MSOを都内のホテルで発表した。同モデルが日本国内で公開されたのは、今回が初めてのことである。エルバは815PSの最高出力と800Nmの最大トルクを発生させる4.0リッター V8ツインターボというモンスター級のエンジンを搭載。マクラーレンのロードカーでは最軽量モデルにして、フロントガラスのないデザイン(ヘルメットをかぶり走行するという!)は否が応でも目に付くだろう。日本導入は2021年予定とのことで、価格はおよそ2億円はくだらないのではという。
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さて、そんなマクラーレン エルバがまとったガルフとは、歴史を紐解くと1922年に創設された石油メーカー。1950年には“7シスターズ”と呼ばれる石油メジャーの一員になったほか、1953年には化学合成ベースオイルの製造を始めるなど、規模の面でも技術的先進性の面でも世界トップクラスのブランドとして名を馳せた。

彼らはモータースポーツにも積極的に関わり、1968年にはフォードGT40のスポンサーとしてルマン24時間に挑戦したのに続き、CanAmシリーズとF1に参戦するマクラーレンへのスポンサーシップを開始。サーキットを舞台に技術開発を進めるガルフはマクラーレンとともにCanAmシリーズなどを席巻し、モータースポーツ・ファンに強烈なインパクトを残した。
マクラーレンとガルフのパートナーシップは1973年に一旦幕を閉じたものの、1995年にはルマン24時間にエントリーしたマクラーレンF1 GTRのスポンサーとして復活。その関係は1997年まで続いた。

そして2020年、マクラーレンはガルフと長期的なパートナーシップに関して合意したと発表。今後はF1に参戦するマクラーレン・レーシング、ならびにスーパースポーツカーを手がけるマクラーレン・オートモーティブのパートナーとして活動するという。

今回のパートナーシップは広範にわたるもので、ガルフはマクラーレンF1チームのスポンサーとなるだけでなく、2021年以降はマクラーレン・オートモーティブが推奨するオイルサプライヤーとなり、生産されるすべてのマクラーレン・ロードカーにはガルフの燃料と潤滑油が充填されることになる
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また、今回発表されたスペシャルモデルのように、水色とオレンジのガルフ・カラーにペイントされたマクラーレン・ロードカーをオーダーできるようになるのもファンにとってはうれしいニュースだ。

「すべてのマクラーレン・スーパースポーツカーは、ガルフの燃料とオイルを搭載してマクラーレン・プロダクション・センターから旅立つことになります」そう語るのは、マクラーレン・オートモーティブでCEOを務めるマイク・フルーエット氏。「また、社内のビスポークチームとともに、ご自身のマクラーレン・スーパースポーツカーをアイコニックなガルフ・カラーにカスタマイズできる数少ないオーナーになれるというオプションに、マクラーレンのお客様はきっと興奮されることでしょう」
ガルフと手を組んだことで、今後マクラーレンが一層注目される存在になるのは間違いなさそうだ。

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