彼らはモータースポーツにも積極的に関わり、1968年にはフォードGT40のスポンサーとしてルマン24時間に挑戦したのに続き、CanAmシリーズとF1に参戦するマクラーレンへのスポンサーシップを開始。サーキットを舞台に技術開発を進めるガルフはマクラーレンとともにCanAmシリーズなどを席巻し、モータースポーツ・ファンに強烈なインパクトを残した。
そして2020年、マクラーレンはガルフと長期的なパートナーシップに関して合意したと発表。今後はF1に参戦するマクラーレン・レーシング、ならびにスーパースポーツカーを手がけるマクラーレン・オートモーティブのパートナーとして活動するという。
今回のパートナーシップは広範にわたるもので、ガルフはマクラーレンF1チームのスポンサーとなるだけでなく、2021年以降はマクラーレン・オートモーティブが推奨するオイルサプライヤーとなり、生産されるすべてのマクラーレン・ロードカーにはガルフの燃料と潤滑油が充填されることになる
「すべてのマクラーレン・スーパースポーツカーは、ガルフの燃料とオイルを搭載してマクラーレン・プロダクション・センターから旅立つことになります」そう語るのは、マクラーレン・オートモーティブでCEOを務めるマイク・フルーエット氏。「また、社内のビスポークチームとともに、ご自身のマクラーレン・スーパースポーツカーをアイコニックなガルフ・カラーにカスタマイズできる数少ないオーナーになれるというオプションに、マクラーレンのお客様はきっと興奮されることでしょう」