2021.03.04
【08】まだまだ話のネタは尽きません
マッチョなクルマは「中身もマッチョ」
「マッチョなクルマ」とは、異性を引きつける"雄"特有の本能をもったクルマのこと。顔(フロントマスク)もあれば、尻(リア)もある。多角的にマッチョなクルマを解析するのが、本特集の役目ですが、最後はマッチョな“見た目”を支える“中身”のお話です。
- CREDIT :
文/藤野太一、LEON編集部
【骨格】がマッチョな「マクラーレン」のフレーム
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実はCFRPは日本生まれの技術で、自転車のフレームやスキー板、ゴルフクラブなど身近なものにも採用されています。そんなCFRPにはいくつかの成形方法が存在するのですが、もっとも軽く、高強度で高剛性、熱にも強いといった特性を実現できるのが「プリプレグ・オートクレーブ」。
これは航空機、宇宙関連、F1マシンなどに採用される最高スペックのもので、近年のF1で死亡事故が激減しているのも、このCFRPモノコックのおかげといわれているんですね。
そしてマクラーレン 765LTをはじめとする「スーパーシリーズ」や「アルティメットシリーズ」には、その最高レベルのCFRPモノコックが採用されています。「コンポジット・テクノロジー・センター」も設立し、将来的な電動化も見据え、これに合うようなカーボン製アーキテクチャの開発に邁進しているのです。
「765」へのこだわりもマッチョです
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●マクラーレン 765LT
[CAR SPEC]全長×全幅×全高:4600×1930×1160㎜ エンジン:4リッター V型8気筒 DOHC直噴ガソリンツインターボ 価格:4450万円(税込)~/マクラーレン(マクラーレン・オートモーティブ)
軽くて丈夫で地球に優しいフレームです
現在のボディフレーム材において、もっとも軽くて丈夫とされているカーボン製ゆえ、765LTの最軽量仕様の乾燥重量は1229kgと、720Sクーペ比で80Kgもの軽量化の実現に成功しました。軽い=燃費が良い=地球に優しくサスティナブルなクルマでもあるのです。
【頭】=システムがマッチョな「メルセデス・ベンツ」のARナビ
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近年は三菱商事やNTT、パイオニアといった日本企業もHEREへの出資を進めていて、ルート案内だけではなく、物流や交通情報などのイノベーションが期待されています。日本では先に発表されたEクラスで初搭載されたARナビ。単なるナビではなく、人類の未来を見据えたマッチョな技術なのです。
拡張現実で、知らない土地でも頼れる男
● メルセデス・ベンツ E200 4MATIC スポーツ
[CAR SPEC]全長×全幅×全高:4940×1850×1460㎜ エンジン:1.5リッター 直列4気筒 DOHC直噴ガソリンターボ 価格:794万円(税込)~/メルセデス・ベンツ(メルセデスコール)
これでもうナビの見間違いとはオサラバ!?
【足】回りがマッチョな「ランボルギーニ ウルス」の6段階ギア
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ストラーダ(ノーマル)やコルサ(サーキット)、テッラ(砂利道)、ネーヴェ(雪道)、サッビア(砂漠)と路面に合わせて車高を調整、アクティブ・ロール・スタビライゼーション・システムも作動できます。まさにマッチョな足の代表です。
ランボルギーニが手がけたスーパーSUV
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●ランボルギーニ ウルス
{Car Spec]全長×全幅×全高:5112×2016×1638㎜ エンジン:4.0リッターV型8気筒 価格:3068万1071円(税込)~/ランボルギーニ(ランボルギーニ カスタマーセンター)
航空機をオマージュしたドライブセレクター
※掲載商品の価格はすべて税抜き価格です
■ お問い合わせ
マクラーレン・オートモーティブ cars.mclaren.com
メルセデスコール 0120-190-610
ランボルギーニ カスタマーセンター 0120-988-889
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