北欧らしいセンスをコンパクトに。

「スウェーデンで作られ、ミラノで公開される」この台詞が載ったビルボードが、ファッションウィーク開催中のミラノに飾られた。
2017年9月21日にミラノ市内の特設会場でジャーナリスト向けお披露目が行われたのが、ボルボの新型SUV、XC40だ。

たとえばファッション好きに知られるゴムびきレインコートのスタッターハイム(英語ふう発音)や、スニーカーファンが注目するアクセルアリガトのテニスシューズ。
スウェーデンの島で地元の羊毛だけ使ったローゲージのニット製品を作るジョン・ステルナー。それにフェイブル・スケートボードもある意味、最先端のスウェーデン製品だ。

ボルボXC40は、高い安全性、目線は高いが街乗りにふさわしい比較的コンパクトなサイズ、それに充実したインフォテイメントシステム、といった特長を持つ。

世界的に魅力を増しているかんじのスウェーデンのプロダクトであり、最先端の安全装備をもっており、かつスタイリッシュ。女性ウケする要素が満載のクルマだ。
新時代のライフスタイルを志向するパッケージングと質感の高いインテリア

当初は同じブロックを使ったアルミニウム製の2リッター4気筒のガソリン(T5)とディーゼル(D4)が欧州市場に導入される。駆動方式はAWD(全輪駆動)。

たとえばグリルを含めてフロント部分、ボンネット、そして車体側面の下部。いたるところに強いキャラクターラインが入って、それが個性を生んでいるのだ。

「SUVは急速に伸びている市場」とするのはボルボ・カーグループのホーカン・サミュエルソン社長兼CEO。

インテリアも居心地がよさそうだ。ひとつは造型が美しいこと。航空機を参考にしたとボルボのデザイナーは述べている。
とりわけ大きなインフォテイメント用のタッチスクリーンが備わるXC90ゆずりのデザインモチーフは、情報を重視する世代にアピールする魅力がある。

そのぶんストレージのスペースを大きくとって、iPadだろうがコンピューターだろうが入れられるようになっている。
今回が新開発のシャシーを使った第一号車で、今後、前輪駆動仕様も発表されそうだし、「ハイブリッドもEVも」(サミュエルソン社長兼CEO)予定に入っているそうだ。
日本にどういうモデルが導入されるか未定。とボルボ・カー・ジャパンでは言う。発売は2018年夏前。当面ディーゼルは入ってこないそうだ。
全長4425ミリ、全幅1863ミリ、全高1652ミリ
ミラノの特設会場でお披露目された
これは「R-Design」という仕様でブラックのコントラストルーフを持つ
ステアリングホイールのスポーク部分に運転支援システムやインフォテイメントのコントローラーが備わる
ダッシュボードの表面素材はさまざまでメタリックなこれはわざと湾曲させて上から照射するアンビエントライトを美しく反射する
ユニークな形状のシフトレバー(写真はR-Design)
R-Designのスポーツシート
後席空間はおとな2人にも余裕がある
ボルボらしいともいえるカラーのレザー張りシートは「モメンタム」仕様のもの
コントロール類を集中させたダッシュボード中央のモニターまわりが魅力的なデザイン
ドアポケットを大きくとることでコンピューターなどさまざまなものが入れられる
クラムシェル(二枚貝)とデザイン界ではよばれる形のボンネットにはなんとゴム製のスウェーデン国旗が
一目でボルボ車とわかる特徴的なリアコンビネーションランプを持つ
記者発表会でお披露目されたのはR-Design仕様
ミラノ市内のビルに掲げられた大きなビルボード
XC90で採り入れられた「トール・ハマー」という個性的なデザインのヘッドランプ採用
アパレル業界ではダブルネームも多く手がけて有名なスタッターハイムのゴムびきレインコート
スニーカーファンが注目するアクセルアリガトのテニスシューズ
ジョン・ステルナーはスウェーデンで二番目に大きな島であるエランドで地元の羊毛だけ使ったニット製品を作る
会場では発表前はこんなふうに覆われていた
ポップアップストアにはストックホルムから「ビヨーク・バー&グリル」が
アマゾンブルーと呼ばれる車体色とホワイトのコントラストルーフをもった「モメンタム」
全長4425ミリ、全幅1863ミリ、全高1652ミリ
ミラノの特設会場でお披露目された
これは「R-Design」という仕様でブラックのコントラストルーフを持つ
ステアリングホイールのスポーク部分に運転支援システムやインフォテイメントのコントローラーが備わる
ダッシュボードの表面素材はさまざまでメタリックなこれはわざと湾曲させて上から照射するアンビエントライトを美しく反射する
ユニークな形状のシフトレバー(写真はR-Design)
R-Designのスポーツシート
後席空間はおとな2人にも余裕がある
ボルボらしいともいえるカラーのレザー張りシートは「モメンタム」仕様のもの
コントロール類を集中させたダッシュボード中央のモニターまわりが魅力的なデザイン
ドアポケットを大きくとることでコンピューターなどさまざまなものが入れられる
クラムシェル(二枚貝)とデザイン界ではよばれる形のボンネットにはなんとゴム製のスウェーデン国旗が
一目でボルボ車とわかる特徴的なリアコンビネーションランプを持つ
記者発表会でお披露目されたのはR-Design仕様
ミラノ市内のビルに掲げられた大きなビルボード
XC90で採り入れられた「トール・ハマー」という個性的なデザインのヘッドランプ採用
アパレル業界ではダブルネームも多く手がけて有名なスタッターハイムのゴムびきレインコート
スニーカーファンが注目するアクセルアリガトのテニスシューズ
ジョン・ステルナーはスウェーデンで二番目に大きな島であるエランドで地元の羊毛だけ使ったニット製品を作る
会場では発表前はこんなふうに覆われていた
ポップアップストアにはストックホルムから「ビヨーク・バー&グリル」が
アマゾンブルーと呼ばれる車体色とホワイトのコントラストルーフをもった「モメンタム」
ライフスタイルジャーナリスト。慶應義塾大学文学部出身。自動車誌やグルメ誌の編集長を経て、フリーランスとして活躍中。活動範囲はウェブと雑誌。手がけるのはクルマ、グルメ、デザイン、インタビューなど。いわゆる文化的なことが得意でメカには弱く電球交換がせいぜい。