2017.10.05
世界一美しいクルマ、ジャガーEタイプのEVは、クラシックカーの未来に何をもたらすのか?!
エンツォ・フェラリーをして世界で最も美しいクルマといわしめた世紀の名車ジャガーEタイプ。そのボディはそのままにジャガー・ランドローバー・クラシック・ワークスがEV化。その魅力を写真とともに紹介する。
ほぼ完全なるオリジナルに組み込まれた電動のパワートレーン

2020年までに全ラインナップに電動モデルを設定すると発表したジャガー・ランドローバーは、この歴史的名車に電動パワートレーンを与えてEVに生まれ変わらせた「E-TYPE ZERO」を発表しました。

そのパフォーマンスは、たとえば0-100km/h加速がオリジナルの「E タイプ シリーズ1」よりも約1秒も速い5.5秒を記録するなど、現代車に匹敵する俊足を誇ります。また、気になる航続距離は270kmで、40kWhのバッテーリーは家庭用電源で6〜7時間で充電できるそうです。

さらに、1949年から1992年まで生産された「XK 120」、「Mark Ⅱ」、「XJ6」など同じ6気筒のXKエンジンを積むモデルは、すべて新しい電動パワートレーンを組み込むことができるというから驚きです。
ジャガー・ランドローバー・クラシック・ワークスのディレクターを務めるティム・ハニング氏は「E-TYPE ZERO」を製作した目的について、「将来を見据えたクラシックカーを提示することです」と語っています。近い将来、ミッレミリアのようなクラシックカーレースに、多くのEVがエントリーするなんてことも、あながちあり得ない話ではないかもしれません。
ジャガーの記事が気になった方は以下もどうぞ!
ついに日本上陸を果たしたレンジローバー・ヴェラールは、女性へのもてなしの幅を広げるモテるクルマだった。
新型ランドローバー・ディスカバリー。洗練を極めた陸の王者は、どう進化したのか?
フルモデルチェンジしたランドローバー・ディスカバリーの全貌に迫る。
ンツェッタ・ジローラモのちょい不良日記「憧れのクルマがついに!」
ジローさんがずっと気になっていたクルマに出会った!
特集 ドライブ&ミュージック
好きな場所に、好きな人と、お気に入りの音楽を流して、お気に入りの愛車を駆って。そんな最高の時間のための特集