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2021.05.16

【VOL.01】ランボルギーニ ウラカン LP610-4

4年乗ったからこそわかる、ランボルギーニ ウラカンの意外な魅力とは?

クルマを暮らしの良きパートナーとして人生を愉しんでいるオーナーを直撃、そのカーライフと愛車への想いを語っていただく連載が始まりました。今の時代、もしかしたクルマは大いなる無駄かも。けれどそんな無駄を愉しめる贅沢こそ豊かな人生の証。第1回はランボルギーニ ウラカンに乗るtopさんです。

CREDIT :

写真/森 浩輔 文/松村 透(studio multilink)

26歳で現在の会社を起業後、11年経った今は上場を目指して日々奮闘するtopさん(37歳)。起業時に念願だった人生初の愛車であるレクサス IS350を手に入れ、そこからさまざまなハイパフォーマンスカーを乗り継いだ彼の現在の愛車は、手に入れてから4年経った現在も魅了されているというランボルギーニ ウラカン LP610-4。

他にもBMW 4シリーズ、トヨタ FJクルーザーを所有するというtopさんのカーライフにはどのようなヒストリーがあり、そして愛車にはどんな想いが込められているのでしょうか。

最初の愛車を手に入れたのはゴールではなく、スタート

人生初の愛車を手に入れたのが26歳と、どちらかといえばスロースターターだったtopさん。

topさん(以下top)  小さい頃からクルマ好き……というタイプではなく、楽しさを知ったのは大人になってからでした。最初の愛車はレクサス IS350。当時はこのクルマを手に入れるために仕事を頑張ってきたので“アガリの1台”だと思っていたのですが……。

レクサス IS350を購入する時にアドバイスしてくれた友人が、納車時にアウディ R8に乗って駆けつけてくれたのです。その時にこんなカッコいいクルマがあるんだと、初めて他のクルマにも興味を持つようになりました。結局、レクサス IS350を手に入れたのはゴールではなく、スタートだったと気づいたのはそのあとです(笑)。
▲ topさんが手に入れてから4年経った今も魅了されているというランボルギーニ ウラカン LP610-4。
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現在、マーケティング会社を経営しているというtopさん。

top  今の会社は26歳の時に起業して、11年経ちました。実はこれが3度目の起業なんです。“いつかは理想のクルマを手に入れたい”という想いは常にありましたが、起業後しばらくはクルマを所有できるような状況ではありませんでした。その後、仕事上、クルマが必要になり、ようやく手に入れたのがIS350なんです。
念願の愛車を手に入れてから10数年、経営する企業が軌道に乗りつつあったtopさんは短期間で魅力的なクルマとの出会いを重ねていきます。

top  IS350を経て、メルセデス・ベンツC63 AMG(4ドア)、アウディ R8、メルセデス・ベンツ C63 AMG パフォーマンスパッケージ(クーペ)、アウディ A7、A8、BMW 640iカブリオレ、グランドチェロキーSRT8などを乗り継いできました。現在はランボルギーニ ウラカン LP610-4の他、BMW 4シリーズ、トヨタ FJクルーザー ブラックカラーパッケージを所有しています。

ウラカンの決め手はエンジンと内外装の色の組み合わせ

アウディR8を所有していた時、さらなるステップアップとして2台のクルマを候補に絞り込んだといいます。

top  ランボルギーニ ウラカンかフェラーリ 458の2台で迷いました。購入の決め手は、ボディカラーと内装色の組み合わせ、そしてエンジンですね。フェラーリ458のV8サウンドよりも、ウラカンのV10サウンドに惹かれました。あと、ウラカンのボディカラーと内装色の組み合わせも好みでしたね。

他に所有しているBMW 4シリーズの内外装色も、グレーメタリックにレッドレザーの組み合わせなんです。FJクルーザーは、ブラックカラーパッケージというモデルです。文字どおり内外装をブラックで統一したモデルなんですが、なぜかルーフがホワイトのままなので、ボディカラーにあわせてペイントしてもらいました。
▲ メーターパネルに表示されるフォントはすべてイタリック体。レッドゾーンは8500回転から。
── アウディ R8とランボルギーニ ウラカンは、いずれもフォルクスワーゲングループに属するメーカーのクルマだけに、いわば異母兄弟ともいえる関係。乗り換えてみて感じた印象はいかがでしたか?

top  私が所有していたアウディ R8は一世代前のモデルで、ウラカンと直接比較できるものではありません。でも実際に乗り換えてみて、パワーステアリングが電子制御になって軽くなり、クルマの挙動を抑える機構も進化したようで安心感が増した印象です。フォルクスワーゲングループのモデルはプラットフォームやエンジンを共有していますが、メーカーやモデルごとに味付けを変えているようですね。

昔のランボルギーニというと壊れるイメージがありましたが、実際に手に入れてみて故障はありません。あと、意外とエンジン始動時やアイドリング音もそれほど大きくないんです。その代わり、4000回転以上でバルブが開くので、とても良い音がします。ただ、現在のクルマではほぼ装備されているはずのカップホルダーがウラカンにはないんです。これには驚きましたね(笑)。
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▲ 大きなパドルシフトが目を惹くインテリア。レッドレザー&ステッチが艶っぽさを引き立たせます。
── 愛車を選ぶ時に譲れないポイントは何ですか?

top  内外装の色、エンジンでしょうか。街中で見掛けたとき“カッコいいな”と思うクルマの内外装やホイールの色の組み合わせなど、本やネットではなく、実車そのものを見た時にイメージが膨らみます。自分自身では配色のセンスに自信がなくて……(苦笑)。

クルマ仲間との出会いのきっかけはネットではなくリアル

── topさんはランボルギーニ ウラカンを普段どのように楽しまれているのですか?

top  実は使い道がかなり限定されるんです。目的地の駐車スペースが広く、車高が低いクルマでも安心して停められる場所が確保されているところ……そうなると都内の移動が多くなりますね。あとは、仲間内でのツーリングを楽しんだりしています。
▲ topさんが触れているのはエンジンスターターのスイッチ。エンジン始動が儀式にすら思えるニクい演出なのです。
── ランボルギーニ ウラカンと暮らしてきた間の思い出はありますか?

top  手に入れてから4年。振り返ってみると、これまでの愛車遍歴の中で一番長く所有しているクルマなんです。それほど気に入っています。それと、同世代のクルマ仲間が増えたことですね。フェラーリやランボルギーニ、マクラーレン、メルセデスAMGなど、車種はさまざまですが、最近のモデルに乗っている人が多いです。空いている時間帯を狙って、高速道路メインにツーリングしています。
── クルマ仲間とはどのように知り合ったのですか?

top  街中を走っている時や、駐車している時に話しかけられたり。そこで知り合った人が友人を連れてきて、さらに仲間が増えて……。20人くらいのグループを形成しています。ネットを介して知り合った人はいません。出会ったきっかけはみんなリアルの世界です。趣味でネットゲームをやっているのですが、クルマ仲間とネットの世界で遊ぶこともありますね。
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10年後には電気自動車を所有していると思います

── topさんにとってクルマとはどのような存在ですか?

top  趣味であり、衣装をコーディネートするように好みの内外装色に仕立てたり、ファッションの一部でもあります。もっといいクルマに乗ってみたいと奮起させてくれる仕事へのモチベーションでもあります。
── いま、気になっているクルマは?

top  ベントレー コンチネンタルGTや、ロールスロイス ドーン、レイスですね。自分で運転するクルマとなると、クーペモデル、NAエンジンに惹かれます。

── 10年後、topさんご自身はどのようなカーライフを送っていると思いますか?

top  おそらく、10年後には電気自動車を所有していると思います。ただ、選ぶとしても、SUVやセダンなど足としても使えるクルマでしょうね。趣味のクルマは2ドアクーペで、ガソリンエンジンがいいですよね。それもターボではなくNAで。10年後も2ドア&NAエンジンを楽しんでいたいという想いがありますね。

■ 取材後記

最初の愛車を手に入れたのが26歳だったというtopさん。ランボルギーニ ウラカンの内外装の色の組み合わせはもちろんのこと、ご自身が思っている以上に「V10エンジン」への強い思い入れを感じました。

ここ数年、デビューするニューモデルの多くがハイブリッドやEVとなりつつあります。V10やV12エンジンといった大排気量エンジンを搭載したクルマが今後ますますレアな存在となっていくのは確実といえるでしょう。まさにこのタイミングで5.2リッター、V10エンジンというハイスペックかつ魅惑のサウンドを奏でるランボルギーニ ウラカンと過ごしている時間は、topさんの人生においてとても有意義なひとときであることは間違いなさそうです。

きっと次の休日も、街中にV10エンジンサウンドを轟かせ、異性はもちろんのこと、同性をも魅了する「モテる」愛車とのドライブを楽しむのでしょう。やっぱり、クルマがある人生って楽しいですよね!
▲ V10 5.2Lの大排気量エンジンを心臓部に持つtopさんのウラカン。最高出力610馬力を発揮。

● オーナープロフィール

名前/topさん
年齢/37歳
仕事/マーケティング会社を経営
所有車/ランボルギーニ ウラカン、BMW 4シリーズ、トヨタ FJクルーザー

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