彼女へのもてなしとしても上々な乗り心地
3.6リッターV6エンジンにAWDなる4輪駆動システムの組み合わせ。高い機能性を持ついっぽう、スタイリッシュというのが特徴だ。
このクルマでドライブしたのは、東京から群馬県の四万温泉まで。片道180kmの行程だ。関越自動車道を降りてから、美しい自然のなかを通る峠道などを体験できるコースである。
XT5 CROSSOVERは最大トルクが368Nmという数値から期待できたとおり、力強く走るのが印象的だ。
運転した上級グレードの「Platinum(プラチナム)」にはダンピングコントロールが装備されていることもあるのだろう。乗員が前後左右に揺さぶられることもなく、車体の動きはフラットで上質。
この乗り心地は彼女へのもてなしとしては上々である。運転者ばかりが楽しめるようなスポーツカーとはまたちがうのだ。
これが最新のキャデラックだというと、きっと驚かれる
後席も広々としている。視線を少し上げればグラスルーフを通して高層ビルや青空のパノラマを楽しめる。
基本性能は同じで「Platinum」のほうがより装備が豊富。アダプティブクルーズコントロール、リアルタイムダンピングサスペンション、リアカメラミラー、後席シートヒーター、ハンズフリー開閉式ハッチゲートなどが含まれる。
渋川市の「雙林寺」にて
3649ccV型6気筒エンジンは231kW(314馬力)と368Nmを発生
全長4825ミリ、全幅1915ミリ、全高1700ミリ
室内のセレクトボタンでAWD、スポーツ、前輪駆動と選択できる
内装色はベージュ系(ウッドパネル)とブラックとが選べる
遠出でも疲労感をおぼえさせないつくりのよいシート
後席は広いうえに採光もよいうえに「Platinum」ではシートヒーターも備わる
カーボンファイバー調になるブラックの内装もスポーティで好ましい
スムーズレザー、スウェード、ウッド、クロームと素材のレイヤーが上質感のあるドアの内張り
渋川市の「雙林寺」にて
3649ccV型6気筒エンジンは231kW(314馬力)と368Nmを発生
全長4825ミリ、全幅1915ミリ、全高1700ミリ
室内のセレクトボタンでAWD、スポーツ、前輪駆動と選択できる
内装色はベージュ系(ウッドパネル)とブラックとが選べる
遠出でも疲労感をおぼえさせないつくりのよいシート
後席は広いうえに採光もよいうえに「Platinum」ではシートヒーターも備わる
カーボンファイバー調になるブラックの内装もスポーティで好ましい
スムーズレザー、スウェード、ウッド、クロームと素材のレイヤーが上質感のあるドアの内張り
● 小川フミオ
ライフスタイルジャーナリスト。慶應義塾大学文学部出身。自動車誌やグルメ誌の編集長を経て、フリーランスとして活躍中。活動範囲はウェブと雑誌。手がけるのはクルマ、グルメ、デザイン、インタビューなど。いわゆる文化的なことが得意でメカには弱く電球交換がせいぜい。
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