どこからみてもポルシェだとわかることが絶対条件
そう語る山下さんの表情には確かな自信が感じられました。今回手がけたスポーツツーリスモの仕上がりに、デザイナーとして満足している証左なのでしょう。
911はメリットでもあり、呪縛でもある
ところで、今回のポルシェブースには、純白の美しい「ポルシェ356スピードスター」が展示されていました。創業者のフェルディナンド・ポルシェ博士が「私の理想である小型軽量でエネルギー効率に優れたスポーツカー。探しても見つからなかったので自分で造ることにした」として1948年にデビューしたクルマです。新しい時代のポルシェデザインを担う山下さんにとって356とはどのような存在なのでしょう?
東京モーターショーのポルシェブースで、プレス陣にたいしてプレゼンテーションを行った山下周一さん
リアスペースをキープしつつスポーティに見せるため、長い時間をかけて悩んだという山下さん
後方に向かって絞り込まれたCピラーのラインとワイドなリアフェンダーといったスポーツカーライクなデザインがスポーツツーリスモの真骨頂
美しいルーフラインを保ちながら高いダウンフォースするため格納式のアクティブリアスポイラーを採用
東京モーターショーのプレスカンファレンスのために来日した山下周一さん。ポルシェのヴァイザッハ研究開発センターに籍を置く
東京モーターショーのポルシェブースで、プレス陣にたいしてプレゼンテーションを行った山下周一さん
リアスペースをキープしつつスポーティに見せるため、長い時間をかけて悩んだという山下さん
後方に向かって絞り込まれたCピラーのラインとワイドなリアフェンダーといったスポーツカーライクなデザインがスポーツツーリスモの真骨頂
美しいルーフラインを保ちながら高いダウンフォースするため格納式のアクティブリアスポイラーを採用
東京モーターショーのプレスカンファレンスのために来日した山下周一さん。ポルシェのヴァイザッハ研究開発センターに籍を置く