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2017.12.23

Mercedes Benz S Class Coupe & Cabriolet

メルセデスの最高峰、Sクラスには自動車のAtoZが詰まっている!

メルセデス・ベンツがSクラスのクーペとカブリオレを大きく改良。ロサンゼルスで試乗会がありました。はたして、みごとな出来映えに脱帽です。

CREDIT :

文/小川フミオ

ロサンジェルスの山岳路を行くメルセデスAMG S63 4MATIC+
ロサンゼルスの山岳路を行くメルセデスAMG S63 4MATIC+

きらきらとしたフロントマスクの浮き立つスタイルが魅力

ロサンゼルスは自動車の街。ということは、読者諸兄はよーくご存じのはず。彼女と旅行に行ってもレンタカーをしないと始まらない。いっぽうで自動車を育ててきた街である。メルセデス・ベンツのぜいたくなクーペやカブリオレはそのいい例。
メルセデス・ベンツS560 4MATICカブリオレはエアダムの形状なども変更されている
メルセデス・ベンツS560 4MATICカブリオレはエアダムの形状なども変更されている
メルセデス・ベンツというと昨今はGクラスやGLE、あるいはGLCなどSUVが女子ウケしている。でもセダンやクーペはやっぱりいい! Cクラスも捨てがたいけれど、最高峰のSクラスには自動車のAからZまで、すべてが詰まっている。
すべてのモデルのリアコンビネーションランプには66枚の超薄型の有機ELが採用され、光の演出を見せる
すべてのモデルのリアコンビネーションランプには66枚の超薄型の有機ELが採用され、光の演出を見せる
Sクラスといえばセダンと思いがちだけれど、クーペとカブリオレという、とびきりぜいたくなモデルがある。のびやかな余裕あるボディに、きらきらとしたフロントマスクの浮き立つスタイルが大きな魅力だ。
メルセデスAMGモデルには、50年代のカレラパナメリカーナ・メヒコ公道レースにちなんで「パナメリカーナグリル」という縦ラインが強調された専用グリルが採用される
メルセデスAMGモデルには、50年代のカレラパナメリカーナ・メヒコ公道レースにちなんで「パナメリカーナグリル」という縦ラインが強調された専用グリルが採用される
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人生でいちどはオーナーズシートに座ってみたいと思うクルマの1台

内装もぜいたくで、運転席のみならず居心地のよさは抜群。男たるもの、人生でいちどはオーナーズシートに座ってみたいと思うクルマの1台といっていいだろう。
サドルと呼ばれる美しい色と張りのある造型美が魅力的なダッシュボード
サドルと呼ばれる美しい色と張りのある造型美が魅力的なダッシュボード
ふだんは2人で乗っていても、いざというとき4人乗れる。ときどき海外で、男女4人がオープンで乗っているのを見かけるが、あれ、いいのである。
写真はメルセデスAMG S63 4MATIC+にオプションで用意される「AMGデジーニョ」という内装
写真はメルセデスAMG S63 4MATIC+にオプションで用意される「AMGデジーニョ」という内装
ロサンゼルスで用意されたのは、メルセデス・ベンツS560 4MATICクーペとS560カブリオレ(後輪駆動)。加えてメルセデスAMGのS63 4MATIC+クーペと同カブリオレも。
後席もなんともぜいたくな見かけで魅力的
後席もなんともぜいたくな見かけで魅力的
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612psを誇るS63の4リッターV8ユニット

S560とS63は基本的に同じ3982ccユニット搭載だ。S560は従来の4.7リッターから換装。はたして335kW(445ps)に対して345kW(469ps)へとパワーアップ。最大トルクは700Nmだ。
ロサンジェルスのキャニオンロードでの12気筒搭載のメルセデスAMG S65
ロサンゼルスのキャニオンロードでの12気筒搭載のメルセデスAMG S65
S63はかつての5.5リッターV8を4リッターに置き換えた。パワーは20kW(27ps)アップして450kW(612ps)に。最大トルクは900Nmである。
有名なワインディングロード、マルホランド
有名なワインディングロード、マルホランド
さらに注文生産で5980ccのV型12気筒搭載のメルセデスAMG S65も。すべてのモデルがクーペとカブリオレ2つのボディタイプで用意されていた。
「エナジャイジングコンフォートコントロール」は5つの気分から色や音楽(BPM)などの組み合わせを選べる
「エナジャイジングコンフォートコントロール」は5つの気分から色や音楽(BPM)などの組み合わせを選べる
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フリーウェイでも山道でも気分よく走れる操縦性能

どれも最強のデートカーだ。メルセデスAMGのほうがややスポーティな足回りを持っているとはいえ、基本的にしなやかに動くサスペンションで乗り心地は極上。
エンジンとともにグリル、エアダム、フェンダーの形状が変更されたメルセデスAMG S63 4MATIC+
エンジンとともにグリル、エアダム、フェンダーの形状が変更されたメルセデスAMG S63 4MATIC+
大きなウィンドシールドが頭の上まで来ているうえ、さまざまな空力デバイスによって冷たい風は巻き込まない。さらにエアスカーフといって首元に温風を出してくれる機能まで。
ルーフのカーブが美しいクーペ
ルーフのカーブが美しいクーペ
ドライバーは怒濤のトルクと、洗練されたハンドリングにより、フリーウェイでも山道でも気分よく走れる操縦性能を堪能できる。
オプションでブルメスターのオーディオシステムが選べる
オプションでブルメスターのオーディオシステムが選べる
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音や色や香りで乗員の気分を満たしくれる

S560は4輪駆動システムを備えた4MATICクーペも後輪駆動のカブリオレも、基本的にややソフトな味付けで、ゆったりした気分が味わえるところが魅力。
メルセデスAMG S63 4MATIC+には大きなブレーキキャリパーが装着される
メルセデスAMG S63 4MATIC+には大きなブレーキキャリパーが装着される
S63 4MATIC+(プラス)はステアリングへの反応はよりダイレクトだし、足まわりもしゃきっとしている。「AMGライドコントロール+」というアダプティブダンピングシステムがパワフルなエンジンといいマッチングだ。
全長は5032ミリ、ホイールベースは2945ミリ
全長は5032ミリ、ホイールベースは2945ミリ
いっぽうぜいたくな内装に加え、最新の「エナジャイジングコンフォートコントロール」機能により、音や色や香り(!)で乗員の気分を満たしくれる。

日本には2018年に導入される。詳細は追って発表と日本法人であるメルセデス・ベンツ日本ではしているので楽しみにしていよう。

●小川フミオ

ライフスタイルジャーナリスト。慶應義塾大学文学部出身。自動車誌やグルメ誌の編集長を経て、フリーランスとして活躍中。活動範囲はウェブと雑誌。手がけるのはクルマ、グルメ、デザイン、インタビューなど。いわゆる文化的なことが得意でメカには弱く電球交換がせいぜい。

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