• TOP
  • CARS
  • 次世代クロスオーバー登場! レクサス「LF-1 リミットレス」とは?

2018.02.26

次世代クロスオーバー登場! レクサス「LF-1 リミットレス」とは?

今年1月に開催された北米国際モーターショー、通称デトロイトショーで、レクサスは次世代を担うクロスオーバーのコンセプトモデル「LEXUS LF-1 Limitless/LF-1リミットレス」をワールドプレミア。レクサスにおいて3番目のフラッグシップモデルとなる同車の真価とは?

CREDIT :

文/原アキラ

日本刀にインスピレーションを受けたというスタイリングは非常にエモーショナル
日本刀にインスピレーションを受けたというスタイリングは非常にエモーショナル

HV、EV、そしてFCVなどあらゆるパワーユニットに対応

次世代ラグジュアリーのフラッグシップはこれだ!とばかりにレクサスが1月に米国デトロイトで開催された2018年北米国際モーターショーで世界初披露したのが「レクサスLF-1リミットレス」(以下LF-1)です。

LF-1は、レクサスの次世代デザインや自動運転の可能性を示すとともに、従来のガソリン、ハイブリッド(HV)だけでなくプラグインハイブリッド(PHV)、燃料電池(FCV)、フルEVという全てのパワートレーンに対応できることから、リミットレス(限界がない)というコンセプト名が採用されました。

現在、世界中の富裕層を中心に人気沸騰中である高級クロスオーバーモデルは、その多くが大排気量の内燃機関を採用するのに対し、LF-1は環境面まで配慮したモデルとなることで、いち早く次のラグジュアリーなライフスタイルを示唆するコンセプトカーとなりました。
PAGE 2
ボンネットフードまで切り込んだような立体的な造形のスピンドルグリルが印象的なフロントビュー
ボンネットフードまで切り込んだような立体的な造形のスピンドルグリルが印象的なフロントビュー

デザインテーマは「熱く溶けた日本刀」

LF-1のデザインを担当したのは、米カリフォルニア州にある同社のCALTY(キャルティ)デザインリサーチです。テーマは「熱く溶けた日本刀」。22インチタイヤを四隅に配した全長5,014mm、全幅1,986mm、全高1,605mmのボディは、溶解した金属を硬質な形状に凝縮した日本刀にインスピレーションを受け、どこから見ても流れるような動きを持つしなやかな造形が特徴です。

3DデザインのスピンドリグリルとLEDヘッドライトは立体的造形に一体化され、フロントアクスルからダッシュボードまでの長さはステーションワゴンの枠を飛び越え、まさにスポーツカーのようだとも言えます。

2,974mmの長いホイールベースを生かしたキャビンは、4人の乗員全てに等しくくつろぎの空間を提供します。
スイッチ類が極力廃されたインストルメントパネルはとても未来的
スイッチ類が極力廃されたインストルメントパネルはとても未来的

「おもてなし」を意識した新しいラグジュアリーを提案

前席には、ドライバーのジェスチャーで操作できるモーションコントロールや直感的なディスプレー表示など、最先端のインターフェイスを採用。ステアリング上にパーキングやリバースなどギアシフトの操作系を集約することで、シフトレバーがなくスイッチも少ないシンプルなコックピットとなっています。

後席にはフラッグシップモデルにふさわしいリアエンターテインメントシステムやマルチオペレーションパネルを装備するなど、日本の伝統であり、レクサスのコアバリューの一つである「おもてなし」の意識が取り入れられています。

また、ラグジュアリーモデルらしい装備として、「4Dナビゲーションシステム」と「ショーファーモード」が挙げられます。
PAGE 3
4座シートを採用したラグジュアリーなインテリア
4座シートを採用したラグジュアリーなインテリア

レベル4の自動運転を実現

「時間」という概念を取り入れ4Dと名付けられたLF-1のナビゲーションシステムは、ドライバーや交通の状況に応じた判断を行い、休憩やレストランの提案、ホテルの予約などを可能にしたもの。その情報は前後のディスプレーだけでなく、パッセンジャーのスマートフォンやタブレットにも表示が可能という楽しそうな機能を持っています。

もう一つのショーファーモードは、選択することで運転操作を車両に任せることができるレベル4の自動運転を実現。スムーズで効率が良く、交通事故のリスクの低いドライブが可能になります。
彫りの深い立体的な面構成はリアビューにも踏襲される
彫りの深い立体的な面構成はリアビューにも踏襲される

クーペ、セダン、そしてクロスオーバー─フラッグシップモデルのラインナップが確立

フラッグシップクーペの「LC」、同セダンの「LS」に並ぶ「LF」の名称が与えられた今回のクロスオーバーコンセプトモデルが登場したことで、レクサスにおけるフラッグシップモデルの3本柱が確立されたことになります。

レクサスは、2025年までに全ての車両をEV専用とEV設定化モデルにすると発表していますが、LF-1の完成度の高さを見ると、もう少し早いデビューが期待されます。

ラグジュアリークロスオーバーの先駆者として、多様化するユーザーのライフスタイルに対し、新しいラグジュアリーの方向性を提案するLF-1。レクサスゼネラルマネージャーのジェフ・ブラッケン氏は「こうした高級クロスオーバーモデルをチョイスするラグジュアリー志向のお客様が増えていることは間違いなく、早くラインアップに加わることを望んでいます」と語っています。

登録無料! 買えるLEONの最新ニュースとイベント情報がメールで届く! 公式メルマガ

登録無料! 買えるLEONの最新ニュースとイベント情報がメールで届く! 公式メルマガ

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

Web LEONの最新ニュースをお届けします。

SPECIAL

    おすすめの記事

      SERIES:連載

      READ MORE

      買えるLEON

        次世代クロスオーバー登場! レクサス「LF-1 リミットレス」とは? | 自動車 | LEON レオン オフィシャルWebサイト