i3は2014年の発売以来、2度ほどバッテリー容量を拡大するマイナーチェンジが実施されており、最新モデルでは一回の充電あたりの航続可能距離は360km(WLTCモード)にまで延びた。リサイクル材を用いたサステイナブルなインテリアや、カーボンモノコックによる軽量ボディ、そしてRR(リアモーター・リアドライブ)の駆動方式による、ポルシェ911を彷彿させるような乗り味など、愛嬌のあるスタイリングに、運転する楽しさがつまっている。
Sportback」、そして「e-tron SUV」がある。前者は95kWhのバッテリーを搭載し、航続可能距離は405km(WLTCモード)。後者にはバッテリー容量71kWh、満充電での走行距離は316km(WLTCモード)のモデルが設定された。バッテリーの小型化で約150kgの軽量化を図ることができ、ドライブフィールは後者のほうが優れる。
欧州ではカー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、またフォーミュラeの前座として、I-PACEのワンメイクレース「Jaguar I-PACE eTROPHY Championship」が実施されているほど。またジャガーは、2025年からEV専業メーカーになるという発表もしており、今後登場する新型モデルはすべてEVになることが予想される。
「モデルX」はとてもSUVとは思えないガルウイングドアを採用。エントリーモデルの「モデル3」では、大幅な値下げを実現し、航続距離448km(WLTPモード)の「スタンダードレンジプラス」モデルで444万円と、圧倒的な低価格を実現している。