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シリーズ3位につける65号車・LEONレーシングは、前戦までの総獲得ポイントにより78㎏のウエイトを積まねばならなかったのと同時に、さらに性能調整ルールが適用され50㎏の増量を余儀なくされた。つまり、プラス128㎏――。大の大人をふたり乗せてレースをするようなものだ。
これでは得意のブレーキングもコーナーのだいぶ手前で踏まざるを得なくなるし、ブレーキング後の立ち上がりスピードにも影響が出る。もちろんストレートスピードも出にくくなり、総じてタイヤの摩耗も他チームよりもきびしいものに……。そんな圧倒的不利な戦いが予想されるなか、レースは行われたのだ。
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レース後、しきりに首をかしげていた黒澤選手。タイヤとコンディションのマッチングが今ひとつだったことに加え、本人の思ったタイヤの温まり方と実際の温まり方に隔たりがあり、タイムアタック時にはタイヤがすでに保たない状態になってしまったことも原因だったようだ。それでも「マシンを微調整して決勝に臨みます。予選とは違う展開になると思う。最後まで諦めません」と力強く語った黒澤選手。7列目からのスタートとなったが、魔物を味方につければ上位進出も夢ではないポジションだ。
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300㎞のレースがスタート。全長3700mほどのコースを約76周という計算だ。スタートドライバーは黒澤選手。スタート直後に1つ順位を下げたが、それでもいいペースで周回を重ねるも、どうしても前車を抜くところまでは至らない。やはり、ウエイトハンデがきついようだ。そこでチームは思い切った作戦に出る。22周目、早くもピットインをしてドライバーを蒲生選手に交代し、タイヤも4本交換したのだ。リタイアやトラブルなどで戦線離脱するチームも出始め、最後は9位でフィニッシュ。さらにフィニッシュ後、上位チームにペナルティが科せられたことで8位という結果に。
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