2019.02.28
初ドローンは【Tello EDU】
1万円台でドローン+プログラミング自動飛行ができちゃうんです!
Ryze Techのトイドローン「Tello」にプログラミング教育モデルの「Tello EDU」が登場。実機を購入したのでここでレビューいたします!
- CREDIT :
文/平井敦貴

万人にオススメのドローン「Tello」
突然ですが、みなさんはドローンを飛ばしたことはありますでしょうか? もしなければ、1万円台で買えるこの「Tello(テロー)」を強くオススメいたします。
実はこの「Tello」、メーカーは「Ryze Tech」となっていますが、中身はDJI社製というOEMモデル。DJI社といえば世界シェア圧倒的1位のプロ御用達メーカーゆえ、安定性は抜群。またコントローラーとなるスマホアプリも操作性が良いので初心者にうってつけのトイドローンとなっているんですね。
実際に使ってみると、屋外のみならず室内でもスイスイ飛ばして楽しむことができるので、アウトドアやホームパーティなどが好きな方であれば買って後悔することはまずないでしょう。
ちなみに機体の重さが200g以下のため、日本国内のどこでも好きな場所を飛ばすことができるのも嬉しいポイントです。
そんな「Tello」ですが、昨年末にプログラミング教育に特化した「Tello EDU(テロー エデュ)」という派生モデルが追加されたので、試しに買ってみることにしました。
プログラミング教育向けの「Tello Edu」を購入

どういうことでしょうか。
実はこの「Tello EDU」、通常のTelloと見た目はそっくりながら、中身はかなり先進的。Scratch、Python、Swiftといった〝いま流行り〟のプログラミング言語を理解するほか、AI機能も使うことができます。
ただそんな難しいことはさておき、小・中学生に向けた教育用ドローンですから、カンタンにプログラミング指示を出すことができるのがその最たる特徴です。「Tello EDU」の専用アプリを開くとわかりやすいので、まずはアプリを見てみましょう。

コードを書かない「ブロックプログラミング」なので文系脳でも大丈夫

例えば上記の例でいうと、
(1)離陸する
(2)上へ100cm移動
(3)前へ50cm移動
(4)右ヨーイング(旋回)180度
(5)前へ100cm移動
(6)着陸する
という指示をiPhone上のタップ操作で組み合わせたものとなります。
これを実行するとどうなるのか。プログラミングによって「自動飛行」が行われる様子を動画に撮ってみたのでそちらをご覧ください。
「前へ」「右へ」といったシンプルな動きだけでなく、「左フリップ」といった横回転や角度を指定しての「ジャンプ」、弧を描いた「曲線」飛行など、高度な動きもブロック単位で指定できるので、ゲーム感覚でドローンをじゃんじゃん飛ばすことができます。
どんな人にオススメか?
ズバリ言いましょう。普段プログラミングやドローンなどに触れないビジネスマンにこそチャレンジして欲しいドローンです。
もちろん小・中学生やプログラミングがもともと得意な方ならばより楽しむことができると思います。ですが、これからの時代ではプログラミングが教育の必修科目となり、否が応でもプログラミングは日常的なスキルとなって行くことが予想されます。
かつてはパソコンを使える人、キーボードを打てる人が特殊でしたが、今やほとんどの人がパソコンを使うようになっていることを考えれば、プログラミングが今後そうなるのは自明の理。むしろ5年後、10年後の社会で、プログラミングを全く理解できないのはビジネス面でも致命傷になりかねません。
そのような意味で、プログラミングにアレルギーがある方でも小・中学生と同じレベルで楽しみながらプログラミングが学べるこのドローン。1万円代で遊べて学べるので、ぜひお試し感覚で購入することをオススメいたします!