2019.03.12
老舗ブランドのオーデコロンで新境地
香りを変えて気分も一新。イタリア生まれの世界最古の薬局にて、オーデコロンのダブル使いという新たなワザを教えてもらいました。
- CREDIT :
文/芦川明代(LEON)
そんなタイミングで10年来愛用している香水をちょっと新調したくなったので『サンタ・マリア・ノヴェッラ 銀座』へ行ってまいりました。
ご存知の方も多いかと思いますが、こちらは古都フィレンツェ発祥で400年もの歴史を誇る世界最古の薬局として今に至ります。かの有名なメディチ家やナポレオン、王侯貴族たちのご用達ブランドで、時代を超えて今もなお世界中のセレブリティから愛されています。
そして私はここのオーデコロンが大好物。天然香料をベースにしていて、香りが肌に吸いつき馴染んでどこまでもナチュラル。体温や湿度で香りが変化していくのが心地良く、品のある香りに癒されます。
特に『ローザ』という香りを毎度リピートしているのですが、今回は気分を変えて違う香りにしよう!という決意を持ってお店にイン。
最初に好きな香りのイメージを聞かれ、いくつかセレクトしてもらうのですが、今回はこちらの『チンクアンタ』『ミモザ』『ローザ』『フリージア』という4つの香りを選んでもらいました。
『チンクアンタ』はクチナシ、オレンジフラワーに甘い木香やラストのムスクなども効いて、さわやかな甘さが残ります。『ミモザ』は少しビターが感じられ甘く繊細な香り。
私のお気に入りの『ローザ』はベースがバラなのですが、いわゆる世間一般のそれとは異なりローズのなかに清々しさを感じてキレのある奥深い香り。最近では男性の愛用者も多いということで、それぐらいオールマイティな香りなのかもしれません。
最後に『フリージア』ですが、フェミニンな甘いシングルノート。クセがなく清潔感がありマイルド、嫌味のない香りで、かなり好印象!
ブレンドというのは混ぜるのではなく、2種類の香水を肌の上で重ねてつけるのですが、好きな香りがどちらも楽しめ、なおかつ色んな種類の香りの膜が次から次へと押し寄せてくる感じで新感覚なのです。
岡本さん、なかなかの商売上手ですが「サンタ・マリア・ノヴェッラ」ゆえの2本使いですので、あしからず。
次にサンダルウッドの香りがベースの『サンダーロ』。重厚感があって和装などにもぴったり。
最後に『トバッコ・トスカーノ』。こちらはいわゆるシガーの香りにスモーキーなバニラが入って大人の色気が漂います。
ちなみに、岡本さんオススメのコロンのつけ方は、朝、お腹周りに3~4プッシュして、香りを洋服に閉じ込めるようなイメージ。下からふわりと香ってきて、とても自然に香るとのこと。
モテるに敏感なオヤジさんなら、ぜひぜひご活用いただき、春風とともに彼女の記憶に残る素敵な香りを纏わせちゃってくださいね!
◾️サンタ・マリア・ノヴェッラ 銀座
東京都中央区銀座6-8-17 千年銀座ビル1F
︎TEL/03-3572-2694
http://www.santamarianovella.jp