2019.05.14
よーいドン! で一斉スタートするレストラン
最近のレストラントレンドである「一斉スタート」、「ロングテーブル」、「料理はみんなでシェア」「抽象的なメニュー」。あなたはどこまで知っていますか?
- CREDIT :
文/秋山 都
知らない人とテーブルを囲むって斬新
連載「美食のネタ帖」を担当中のワタクシ、新しい店やトレンドのリサーチには余念がありません。といっても、夜ごはんを外で食べるのはおよそ週4、5回程度。そのうち新しいお店にチャレンジできるのは1、2回でしょうか。仮に週イチで新店にチャレンジできるなら、年におよそ50軒しかリストが増やせない計算になります。
となると、胃袋はひとつしかないわけですし、残念な思いはしたくない。自然、食いしん坊仲間の口コミやニュースから、なるべく確度の高いネタをキャッチし、実際に食べにいくお店を選ぶこととなります。
今日は、このひと月に私が出かけたお店からレストランの最新トレンドをいくつかご紹介しましょう。

私が不特定多数の人にフレンドリーに接することにストレスを感じるタイプなので、最初は少しとまどいました。でも料理が進むうち、おいしいものや楽しい時間を共有できることがだんだん楽しくなってきて。なによりみんなの笑顔を見ていることに幸せを感じ、一種のグルーヴとともに興奮してくるのが不思議です。



「私の分のたまごがありません」と、私なら言うでしょうが、もともとたまごにそれほど執着がなかったのか、それとも弱気だったのか、黙ったまま、たまごかけごはんを召し上がらなかった隣の方。本当によかったのかしら。料理をみんなでシェアする際には、テーブルの人数と大体の自分の取り分を目で計算しながら取りましょうね。

上はこの時のお料理一覧ですが、いま見返してみても、それがどんなお料理だったのかイマイチ思い出せず……。もっとも、昨日の昼ごはん、何を食べたか思い出せない私の脳みそにはどんなメニューであっても意味を成さないのかもしれません。
以上、昨今のレストラントレンドからいくつかピックアップしてみました。