2019.05.28
人形町のイタリアンがとってもエレガンテ
下町のイタリアンというとカジュアルで豪快…いやいやイタリアンワインを知り尽くしたオーナーのマリアージュはまさに艶やかでエレガントでした。
- CREDIT :
文/渡辺 豪(LEON)
イタリアンというと純朴な「お母さんの手料理」というイメージ。ヨーロッパでもその様式の違いと進化の過程が実は面白く、より芸術性を高めていったフレンチと、食の原点を見直して家庭料理をつきつめていったイタリアン。
前者はヌーベル キュイジーヌ、後者はヌオバ クッチーナと両方とも意味は同じなのですが、その軌跡はことなるというのがいやー面白い。つまり素朴なイタリアンこそが本来の在り方であり、その真髄でもあると思うのですが、芸術性や味の変化をより楽しめるような奥行きがあるイタリアンに人形町で出会ってしまいました。
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こちら、イタリアを旅して全州のワインを知ったオーナーシェフの淵本さんとシェフのマリアージュが大変に良い。イタリアンの素朴な味わいとどこかフレンチのアプローチにも通ずる味の層の暑さがとっても素敵でした。
基本、コースはお任せですが一部ご紹介。
淵本さんのペアリングとマリアージュはとにかく知らないイタリアンの楽しさを教えてくれました。個室もあったので家族でいってみようかな。デートや会食にもピッタリな品のある設えも素敵でした。