2019.09.19
憧れの「ザ・ペニンシュラバンコク」、驚きのサービスとは⁉
遅い夏休みをバンコクへ。長年憧れていた「ザ・ペニンシュラバンコク」へ宿泊してみたら……待っていたのは驚きのサービスでした。
- CREDIT :
文・写真/秋山 都
「ザ・ペニンシュラバンコク」滞在記
わたしは1日の大半「食べること」について考えていますが、いまや仕事と「食べること」が混然一体となり、胃腸は大変に疲れています。そこに日々押し寄せてくる「〆切」のストレス……いえ、お仕事があるのは大変ありがたいことなので、そこに不満を申し述べる気は毛頭ありません。
ただ、疲れた。ひたすらに疲れた。なにも考えずに眠りたい……と、燃え尽きたジョーのようになったわたしは遅い夏休みを取ろうとバンコクへ向かいました。今回の旅の主目的はリラクゼーション。時間もないし、思い切り贅沢しちゃおう、と宿泊したのは「ザ・ペニンシュラバンコク」。言わずとしれた、あのラグジュアリーホテルです。



しかし、本当にすごいのはお部屋だけではなくて、そのサービスだったのです。

拡大してみましょうか。

こんなホスピタリティを感じながら身を横たえるベッドの寝心地の良さたるや……最上であることは言うまでもありません。

さらに午後にはかの有名な「ザ・ペニンシュラスパ」へ。ここでもチャオプラヤ川とプールサイドを望むリバーサイドのお部屋が用意されていました。こんなにいい思いしちゃって、日本に帰ったらバチでもあたるんだろうか、なんだか怖いです。

具体的にはこの金のボウルの内側を布を巻いたバチでこすり「ボ~ッ」という音をたてます。この「ボ~ッ」は船の汽笛のようにも、またお寺の鐘のようにも聞こえる不思議なサウンド。音が聞こえると同時に、身体の随所からバイブレーションが押し寄せてきて、部位によってはビリビリと響き、またジワジワと血行がよくなるようにも感じます。
施術者がどの部位のボウルを鳴らすのか、眼を閉じているわたしにはうかがい知ることはできません。またそのリズムも「ボ~ッ……ボ~ッ」と一定かと思いきや「ボ~ッ、ボ~ッ……」と小刻みに変化していましたが、それは夢心地で半覚醒状態だったからかもしれません。
要はマットに横たわり、ボウルの音を聞いていただけだったのですが、終わったら汗だくでした。最後に施術者のおねえさんに「これ、わたしにはどんな効果があったのでしょう?」とたずねたら、「It removed evil spirits from you.」と教えられて2度びっくり。食の煩悩という私の悪霊、退散してくれたかな?


◆The Peninsula Bangkok/ザ・ペニンシュラバンコク
住所/333 Charoennakorn Road, Klongsan, Bangkok 10600, Thailand
予約・問い合わせ/☎+66 2 020 2888
0120 348 288(日本語)