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2022.12.01

国宝をダブルで楽しめる「ホテルインディゴ犬山有楽苑」

CREDIT :

文・写真/秋山 都 

LEON.JP食いしん坊担当の秋山都です。

西に美味しい料理があると聞けば行って食べ、東に話題の店があると聞けばさっそく予約するミーハーなワタクシですが、時には文化的なエクスペリエンスを目的に旅することもあります。愛知県犬山市に、犬山城と茶室「如庵(じょあん)」というふたつの国宝に至近のロケーションを誇るホテルがあると聞き、旅立ちました。
ホテルインディゴ犬山有楽苑 ロビー
▲ 夕日に照らされる犬山城を見上げる「ホテルインディゴ犬山有楽苑」のロビー。
まずひとつめの国宝でもある犬山城は、室町時代の天文6年(1537)に建てられました。その天守は現存するなかで日本最古なのだとか。信長・秀吉・家康という3人が奪い合い、歴史の荒波を生き残った名城は、ロンブーの淳さんが愛する城としても有名です。

また、ふたつめの国宝である茶室「如庵」は、ホテルに隣接している「日本庭園 有楽苑(うらくえん)」の中にあります。織田信長の弟であり茶匠でもあった織田有楽斎によって1618年ごろ建造されたというから、その歴史は優に400年余り! 国宝の城と茶室を間近にし、悠久の時の流れを目の当たりにできるホテルとは、いったいどんな宿なのでしょう?
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犬山城と有楽苑で国宝をダブル満喫!

◆ホテルインディゴ犬山有楽苑(愛知県・犬山市)

城と茶室を見に行く……というと何となく日本旅館を想像しますが、着いたのはモダンでカラフルなインテリアの「ホテルインディゴ犬山有楽苑」でした。日本では箱根強羅と軽井沢、そしてアメリカやアジアなど世界に130軒以上のプロパティを持つIHGホテルズ&リゾーツのライフスタイル・ブティックホテルブランドである「ホテルインディゴ犬山有楽苑」は2022年3月1日に開業。
ホテルインディゴ犬山有楽苑(愛知県・犬山市)
▲ エントランスを入ると広々としたロビー。フロアから一段下がったキャッスルシートからゆったりと犬山城を見上げることができる。夜間、ライトアップされている犬山城も美しい。
ネイバーフッド(ホテルの近隣)の伝統と土地のスタイルに敬意を表し、地域の活性化にも大きく貢献するのが「ホテルインディゴ」の特色とあって、ここ「ホテルインディゴ犬山有楽苑」でも犬山城を満喫するための工夫がこらされています。たとえば朝に、夕に、美しい犬山城を眺めることができるこの広々としたロビー。写真で見るより距離感は近く感じられ、城の天守閣に佇む人と手を振りあうことができるほど。客室からお城を望む「国宝犬山城ビュープレミアム」の部屋は全156室中27室だというから、予約時にはぜひ指定してみては。
日本庭園「有楽苑」から犬山城を望む
▲ 日本庭園「有楽苑」から犬山城を望む。
また国宝茶室「如庵」を擁する「日本庭園 有楽苑」はホテルに隣接しています。広さ4000坪ほどの日本庭園には手入れの行き届いた樹々や苔庭、重要文化財の「旧正伝院書院」があり、「弘庵」では抹茶をいただくこともできます。千利休に茶道を学び、利休十哲のひとりにも数えられたという織田有楽斎に思いを馳せ、見よう見まねでお茶碗を回して飲んでみました。少々脚がしびれましたが、気分は束の間の茶人です。
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「ホテルインディゴ犬山有楽苑」は客室がカラフル!

国宝犬山城ビュー、木曽川ビュー、国宝茶室如庵ビューから選べる35㎡のプレミアムビューの客室
▲ 国宝犬山城ビュー、木曽川ビュー、国宝茶室如庵ビューから選べる35㎡のプレミアムビューの客室。
さて、国宝犬山城を始め、木曽川や国宝茶室「如庵」など多彩な眺望をもつ「ホテルインディゴ犬山有楽苑」ですが、ゲストルームの中もハッピーな色彩にあふれています。犬山城と古地図をモチーフにしたアートウォールや、カラフルなファブリックはどれもあたたかみがあり、心落ち着くインテリア。大きく開いた窓からテラスに出られるのも、都会では味わえない旅情が感じられました。

「Indigo Home Kitchen Yamateras(車山照・ヤマテラス)」の美食も楽しみ!

Indigo Home Kitchen Yamateras 車山照・ヤマテラス
もちろん食いしん坊のワタクシが旅するわけですから、食事も見(食べ)逃がせません。この地の旬の食材をふんだんに使い、洗練された技法で仕上げられたノースヨーロピアン料理の数々……センスが光るあたたかなディナーでした。
気候によってはテラスでいただける朝食。
▲ 気候によってはテラスでいただける朝食。
一夜明けて、朝食もすばらしかった。フランスのベーカリー&カフェ「ゴントラン シェリエ」のクロワッサン、その場でスライスしてくれる生ハムやフレッシュなフルーツなどをビュッフェでいただきましたが、これすべて何とまだ“前菜”でして……。
鯵のひらきに炊きたてごはん……充実の和朝食。
▲ 鯵のひらきに炊きたてごはん……充実の和朝食。
メインディッシュはこの後に和洋から選べる朝食があるのです。和を選んだワタクシのテーブルには一流旅館もかくやと思わせる充実した和定食が運ばれてきました。質・量ともに満足度120%の朝食です。
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犬山城の天守から、名古屋方面を望む
▲ 犬山城の天守から、名古屋方面を望む。
ああ、食べすぎた……。食後は腹ごなしに犬山城の天守に登ってみました。あちらは名古屋、こちらは岐阜、隣は物資を運ぶのにちょうどよい木曽川という絶好のロケーションから、なぜ犬山が要所とされてきたのか理解できたような気分に。日本史を再勉強したくなりました。
ホテルインディゴ犬山有楽苑
▲ 犬山城の天守から「ホテルインディゴ犬山有楽苑」へ向かって手を振りました。見えたかな?
400年超という悠久の時の流れに身を置きながらも、センスの良い空間で眠り、おいしい食事も楽しみたい、とは何て贅沢なんでしょう、ワタクシ。でもそんなワガママを叶えてくれるのが「ホテルインディゴ犬山有楽苑」なのでした。
ししいわハウス

●ホテルインディゴ犬山有楽苑

住所/愛知県犬山市犬山北古券103−1
電話/0568-61-2211(ホテル代表)
アクセス/名鉄「犬山」駅からタクシーで5分程度。
https://inuyama.hotelindigo.com/

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