2023.02.10
京都・祇園の中心にこんなショップが⁉︎ 新生「T.T」に潜入
歴史ある料亭やお茶屋が軒を連ねる京都・祇園。その中心に位置する“総合芸術空間”「T.T」へお邪魔しました。大正時代初期に建てられた町家を改装して、1階はアパレル店舗、2階は茶室に。唯一無二の空間は趣きたっぷりで、時間を忘れて長居してしまいました!
- CREDIT :
文/武田一希(LEON)
ゆえに京都行きたいな〜、なんて思っていたら、なんと! ドンピシャなタイミングで「T.T」さんにご招待いただき、京都・祇園のショップへお邪魔してきました!
髙橋さんは10代の頃からヴィンテージの服や生地の蒐集をし、その数は実に2000点以上。「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」をコンセプトに掲げるブランドはそんな経験から、否、彼が幼い時から潜在的に意識していたことの表現の場としてのブランドだったのかもしれません。いや〜、僕、同い年なのですが、尊敬です。
展開前の2023年秋冬コレクションも特別に見せていただきました。自身の服飾コレクションをリバースエンジニアリングの観点から研究し、素材や縫製など徹底的にこだわった服は、どれもほかではお目にかかれないシロモノ。
髙橋さんが蒐集した2000点以上の服のなかから、1900年代初頭のコレクションを約200点公開している同展。そこに展示される数々のアイテムのデザインやディテールを知ることで、「T.T」のアイテムがどのようにして生まれ、なぜこれほどの魅力をもつのかを感じることができました。
20世紀に起きた装飾をめぐる美意識の変革について知ることもできるので、ファッションがお好きな方はぜひとも足を運んでみてください。
プライベートでも「T.T」を訪れたことはありましたが、今回、より深くその魅力を知ることができました。「T.T」の皆さま、そして僕の飲み友達であり、同ブランドのPRを担う「Seiya Nakamura 2.24 INC」の宮田さん、貴重な機会をいただきありがとうございました!
あ、空き時間に『舞妓さんちのまかないさん』の聖地巡礼をしていたことは、石井編集長には内緒でお願いしますね〜(笑)。
■ お問い合わせ
T.T
住所/京都府京都市東山区祇園町南側570-120 1階
営業/12:00〜19:00(水休)
TEL/075-525-0402
HP/https://taigatakahashi.com
祇園茶寮然美
住所/京都府京都市東山区祇園町南側570-120 2階
営業/13:00〜18:30(水休)、完全予約制
TEL/075-525-4020
HP/https://rustsabi.com
HOSOO GALLERY
住所/京都市中京区柿本町412
営業/10:30〜18:00(日・祝・年末年始を除く)、入場無料
TEL/075-221-8888
HP/https://www.hosoogallery.jp/