2025.01.29

三重・伊勢志摩に新たなデートスポットが続々誕生!?

昨年、世界遺産登録から20周年を迎えた熊野古道で注目が集まる三重県。伊勢神宮や熊野古道、そして恵まれた土地を生かした絶品グルメなど、すでに訪れるべき理由は十分。ですがここ数年、三重県にさらなる旬スポットが続々とオープンしておりまして……これ、モテるオヤジ必修ですよ。

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文/星野真琴(LEON)

三重・伊勢志摩に新たなデートスポットが続々誕生!?
昨年、世界遺産登録から20周年を迎えた熊野古道で注目が集まる三重県。美しい緑と石畳、圧倒的な自然のパワーを享受できる熊野古道ももちろん魅力ですが、オヤジさんのデートアドレスとして、最適な旬スポットが続々とオープンしているのをご存知でしょうか?

今回は、三重県の新鮮な魅力満載なスポットを3選ご紹介させていただきますので、ぜひ次のデートの計画にお役立てくださいね。
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【1】 お酒好きのあのコと行きたい!? 伊勢初のワイナリー

御食つ国と言われる三重県は、その恵まれた土地柄から松坂牛や鮑・伊勢海老などの魚介類、そしてお米に果物と国内外に認められる食材の宝庫。そんな食材を用いた絶品グルメにはもちろん、食事の楽しさをグッと引き立ててくれる美味しいお酒は外せません。

2016年に開かれた伊勢志摩サミットでも振る舞われた日本酒をはじめ、日本酒の酒蔵が多く軒を連ねる三重県ですが、実は2022年に伊勢志摩初のワイナリーが誕生したのです。
随所に三重県の伝統技能が活かされている、モダンな佇まいの建物は2024年にグッドデザインアワードを受賞。店内のインテリアには伊勢発の作家によるアートも取り入れられています。
▲ 随所に三重県の伝統技能が活かされている、モダンな佇まいの建物は2024年にグッドデザインアワードを受賞。店内のインテリアには伊勢発の作家によるアートも取り入れられています。
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「美し国、伊勢にワイン文化を創造し、より魅力的な地を目指す」。そんな地域活性化への想いとともに、2022年11月にオープンした「伊勢美し国(うましくに)醸造所」。まだまだ歴史は若いものの、すでに日本ワインコンクールで銀賞を受賞していると聞けば期待度は俄然高まりますよね。
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醸造所に併設された「BAR 斎庭 YUNIWA」では、ワイナリーの様子を眺めつつ、実際に醸造された伊勢ワインをいただくことができます。オススメは女性からの人気も高いというオレンジワイン「美し国オレンジ2023」。プラムや梅、杏子を思わす、デラウェアの特徴的な香りが綺麗に立ち上がり、フルーツキャンディーのような少し甘やかな香りが溶け込みます。

そして、ぜひ合わせていただきたいのが、伊勢の老舗かまぼこ屋 若松屋とワイナリーのコラボにより生まれた「KAMABOKO Blanc」。かまぼこってちょっと地味じゃない? なんて先入観はナンセンスです。伊勢真鯛やあおさのり、伊勢ひじきにマイヤーレモンのピールなど、厳選した地元食材を使用しており、旨味や香りがそんじょそこらのかまぼこと大違いでして……。
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世界で初めて、かまぼこのすり身にワインを配合したという渾身のひと品はワインとの相性が抜群なのです。ムチリとした食感の中に、食材の存在感を感じつつ、するりと飲みやすいオレンジワインをひと口。コチラでしかいただけない甘美なマリアージュは、お酒好きの女性にもグッと刺さるはず。

さらに、BARのほかにも窯焼きステーキとワインを楽しめる「伊勢 福多亭」、地元の食材を使用したイタリアンをカジュアルにいただける「オステリア イル モスト」と2軒の直営レストランも併設。さまざまな目的用途に合わせて使い分けできるので、記念日のお祝いも、サクッとちょい飲みもお任せあれです。「次はこっちのお店に来たいね」なんて会話も生まれちゃうかもですよ。

■ 伊勢美し国(うましくに)醸造所

住所/三重県伊勢市大世古2-5-11
TEL/0596-27-5050
HP/https://iseshima-winery.co.jp/
※醸造所の見学は要・問い合わせ

■ BAR 斎庭 YUNIWA
営業/21:00〜00:00 月休
TEL/0596-27-2828

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【2】大胆リニューアルした老舗ホテルでモテる海を満喫

続いては昨年、開業60周年を迎えた「鳥羽国際ホテル」。海外からの国賓や日本の皇族などを迎える、「伊勢志摩の迎賓館」として知られる老舗ホテルです。その長い歴史ゆえに、すでにお泊りの方も多いと思われるコチラ、実は大リニューアルをしていたってご存知でしょうか? 鳥羽湾を見渡せるもんど岬という立地を最大限に活かした新たな試みが、これまたデートにうってつけなのです。
なにも視界を遮らない、広大な景色が楽しめますよ。
▲ なにも視界を遮らない、広大な景色が楽しめますよ。
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リニューアルの目玉は鳥羽湾の絶景を楽しめる「パールオーシャンテラス」。朝イチのさわやかな空気、徐々に陽が傾く夕景、そして夜には暖炉のゆらめく炎を眺めて海の香りを楽しむ……。時間帯によって変わる海の表情を存分に楽しめます。さらにこのテラスでは日が暮れる前のオーシャンビューとともに、お酒を楽しめるのも高ポイント。絶景と美酒の組み合わせなんて、間違い無いじゃないですか。
ゆるりとした贅沢な時間を過ごせる「オーシャンビュースイート・クラブ」。
▲ ゆるりとした贅沢な時間を過ごせる「オーシャンビュースイート・クラブ」。
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以前より人気だったオーシャンビュースイートもこの度「オーシャンビュースイート・クラブ」へとリニューアル。鳥羽の空と海をいままで以上に楽しめる、開放的なお部屋へと生まれ変わりました。景色を堪能できるようにと、ベッドやソファも窓側を向いているのも気が利いていますよね。こんな絶景をふたり締めしつつ、ゆったりとした時間の流れを楽しむなんて、かなり贅沢な時間だと思いません? 

さらにさらに……この「オーシャンビュースイート・クラブ」に宿泊すると、滞在期間の満足度を一段上げてくれる仕掛けがあるのです。 
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それが、これまで「ライブラリー&バー」だった空間をリニューアルした「クラブラウンジ」です。実はコチラ、限られたお部屋に宿泊した方だけが利用できる特別感満載なラウンジ。

ここでは1日に3回フードプレゼンテーションが行われ、甘党さん必食なホテル謹製チーズケーキやスウィーツの数々、伊勢志摩サミットで提供された地酒、三重県産の素材にこだわり、半世紀以上にわたり愛され続ける伝統のお料理などが楽しめます。

ほかの宿泊者とは別に朝食をこの空間で食べることもできますし、日中は静かなワークスペースとして、夜は雰囲気のいいBAR使いに、とかなり使い勝手が抜群。なんといっても限られた人のみに許された空間、というのがまた特別感があって良いのです。

どこまでも鳥羽の美しい自然を満喫できるアップデートは、老舗ホテルゆえの知見とホスピタリティを感じられるものばかり。初めて訪れる方はもちろん、過去に行ったことがある方も満足できるはずですので、是非再訪を! 

■ 鳥羽国際ホテル

住所/三重県鳥羽市鳥羽1-23-1
予約・お問い合わせ/0599-26-4121
HP/https://www.tobahotel.co.jp/

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【3】旅先で贅沢なお籠りステイ!?

最後にご紹介するのは、2021年にオープンした「VISON」。コチラは薬草の町としての歴史をもつ多気町と三重県の食を掛け合わせたプロジェクトから生まれた日本最大級のリゾート施設です。

東京ドーム24個分(!)という広大な敷地は、いくつかのエリアに分けられており、ホテル、温浴施設、マルシェ、農園、飲食店などなど……約70店舗もの多様なお店や施設が揃います。

元の土地の形状を生かした設計が施され、エリアを越えるごとに表情を変える風景はまるで一つの村といった印象。せっかくの旅、いろんなものを見て回りたい! という気持ちと、非日常の時間だからこそとことんゆっくりリラックスしたいという願望。

そんな相反する願いをどちらも叶えてくれるのがこのVISONなのです。あまりに膨大な広さと、店舗数ゆえ今回は一部をピックアップしてご紹介いたしますよ。
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まずは、拠点となるホテル。VISONの中にはいくつかの宿泊施設がありますが、今回おすすめしたいのが和モダンな印象の戸建タイプ「HOTEL VISON ヴィラ」です。

約100㎡もある広々したベッドルームとリビングルームの前に広がるのは、これまた広〜い専用ガーデン。開放的でありながら、人の視線が気にならないよう計算されているので、森の中の別荘を訪れたようなゆったりとしたプライベートな時間を過ごせます。

さらに、大切な相棒(愛犬)と一緒にステイできるドッグヴィラの用意があるのもうれしいポイントかと。

■ HOTEL VISON ヴィラ

住所/三重県多気郡多気町ヴィソン672-1 ホテルヴィソン
予約・お問い合わせ/0598-39-3090 (9:00~18:00)
HP/https://vison-hotels.com/

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旅には欠かせないグルメももちろんおまかせあれ。「美食の街」と称されるスペイン・サンセバスチャンの名を冠した「サンセバスチャン通り」というエリアには、現地の雰囲気を感じられるバルやゆったりできるカフェ、ライフスタイルショップが揃います。

世界ピンチョス大会のチャンピオンであるパウルシェフのお店「サスピ」でいただけるのは、フレンチのテクニックを使ったバスク料理。どの料理を頼んでも間違いないのですが、本場の味を十二分に味わいたい! という方は迷わず「パウルコース」をオーダーしましょう。

スペインの本店のレシピで再現されたピンチョスや本店の人気メニューマッシュポテト、看板メニューである牛肉のラヴィオリ イタリアンパセリのソースなどなど、満足感の高いコース構成で、モダンスパニッシュの真髄をこれでもか、と堪能できます。

ちなみに「サスピ」の隣にはおなじくスペインの名店バルが2軒並んでいるので、いわゆる「バルホッピング」という楽しみ方もアリ。これもまた本場の楽しみ方ってやつですね。

■ サスピ

住所/三重県多気郡多気町ヴィソン672-1 サンセバスチャン通り2
営業/17:00〜23:00
TEL/0598-67-6360

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甘いものに目がないの! という方には、「スウィーツ ヴィレッジ」をリコメンド。世界的に活躍するパティシエ・ショコラティエの辻󠄀口博啓氏がプロデュースを務めるこちらのエリアには、地産地消にこだわったスウィーツやベーカリーのお店が集合しています。
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辻󠄀口氏監修の「コンフィチュール アッシュ」では、旬の食材を使用したケーキや焼き菓子など、こだわりのスウィーツが揃います。

いずれも宝石のように美しいケーキが並ぶショーケース内でひと際異彩を放っていたのが人気メニューの「サントス」(写真奥)。柔らかい口溶けのチョコレートムースには、松阪産の和紅茶を隠し味に使用。中に配されたブラックベリークリームとジュレのキュンとした酸味が、チョコレートムースのあまい味わいと好相性です。

ザクザクッとした歯触りが特徴的なシュークリーム(写真前)は、上品な甘さのカスタードクリームがたっぷりと詰められていて、これまた口福!

甘さのバランスが絶妙なケーキばかりゆえ、ふたつみっつとペロリといただけてしまいますよ。コチラでしか味わえない地元の素材を生かしたケーキの数々、せっかくの機会ですから彼女とシェアしていろいろお試しくださいね。

■ コンフィチュール アッシュ

住所/三重県多気郡多気町ヴィソン672-1 スウィーツ2
営業/11:30〜18:30(イートイン)
TEL/0598-67-9060

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たくさん歩いて、たくさん食べて……続いて訪れたいのが、旅の心地よい疲れや日々の溜まった疲れを癒す「本草」エリア。こちらのエリアにある「本草湯」は、三重県とロート製薬が共同開発した、七十二候に基づいて調合された薬草湯を体験できます。

季候の巡りにあわせて、約5日ごとに薬草湯のレシピが変わり、訪れる度に異なる香りを楽しめるのも魅力。どこか神秘的でモダンな建築デザインが、多気の豊かな自然と薬草湯の癒しの時間をさらに盛り上げてくれますよ。

綿密に計算されたさまざまな要素が合わさり、日常を忘れる特別な癒しの時間へと没入させてくれるのです。
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そして、サウナラバーの方に朗報です。昨年、日本では珍しい2階建てのサウナ小屋「VISONサウナ」がオープン。こちらでは本草湯と同じ薬草を活用しており、心地よい本草ならではの香りが体験可能です。

こちらのサウナ内にはあえて時計を設置されていないので、時間に左右されることなく、自分の身体の状態に合わせてお楽しみください。

■ 本草湯

住所/三重県多気郡多気町ヴィソン672-1 本草湯1
営業/6:00〜0:00(入浴)、10:00~22:00(サウナ)、6:00〜22:30(カフェ)
TEL/0598-39-3900
料金/平日1000円、土日祝1200円

さて、ここまでたっぷりとご紹介した三重県の新スポット、いかがでしたでしょうか? 三重県・伊勢志摩というと歴史ある地や飲食店にスポットが当たりがち。ですが、新しい試みで地元を盛り上げたい! というお店やホテル、施設の存在にもぜひご注目を。新旧の素晴らしさどちらもしっかり押さえておく、その振り幅と知識の深さこそモテるオヤジにとっては重要なのですね。

さっそく、次のお休みはオヤジさんのエスコートで、彼女と三重へ訪れてみては?
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