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2020.12.16

フランク・ロイド・ライトの愛弟子による邸宅にステイできちゃいます

遠くには行きにくい今日この頃。ゆえ、クルマで出かけてホテルや旅館におこもりなんていう旅のスタイルを積極的に取り入れたいですよね。そんなおこもりに最適の素敵ハウスが民泊できちゃうのです。

CREDIT :

文/遠藤加奈(LEON)

こんにちは、ドライブと旅と建築をこよなく愛する遠藤です。大学の専攻は建築でしたが、建築家になる夢は早々に断たれ、目下、見る専門になりました。が、この度、ずっと訪れてみたかった素敵ハウスに撮影でお邪魔できたので、ご紹介したいと思います。

フランク・ロイド・ライトの高弟、遠藤新による邸宅「加地邸」

神奈川県の葉山にあるこちらの邸宅は、三井物産のロンドン支店長などを歴任した加地利夫の別邸として1928年に建てられました。そしてこの加地邸を設計したのが、フランク・ロイド・ライトの愛弟子として知られる建築家、遠藤新です。遠藤新は大学卒業後、帝国ホテルを設計していたライトの事務所に入社し、自由学園などの設計にも携わっていました。
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プレーリースタイルを採用し、ライトらしい意匠が盛りだくさん

「加地邸」はライトと言えば! のプレーリースタイルを採用し、帝国ホテルでも使われた大谷石を使用した柱など、ライトっぽい意匠が盛りだくさん。家具や照明なども当時のものが使われている場所もあり、大人の社会見学旅にぴったりです。

近代建築を訪ねることや、近代建築様式のホテルにステイすることはできても、ここまでじっくり暮らすような体験ができるのは本当に珍しいので貴重です。
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見事なリノベで快適にステイできちゃいます

そんな有形文化財でもあるこちらの建築ですが、老朽化が進んでいたことから、現オーナーによる修繕プロジェクトが発足。こちらが本当に見事で、元の意匠ほぼそのままに美しく修繕されているのですが、浴室とキッチンを大幅に改装し、テラスにはエコスマートファイアの暖炉も設置。ワインセラーなんかもあって、都会生活者でも快適に過ごせる邸宅に生まれ変わっています。

以前、アンジェリーナ・ジョリーが夫(だった)ブラッド・ピットのために落水荘を貸切にして誕生日祝いを二人でした、なんて話がありましたが、まさに同じようなことができちゃうというわけです。

葉山にある「加地邸」。海にもほど近く、周囲を山に囲まれた葉山は、御用邸があることからもわかるように、古くから別荘地として知られています。なので民泊するにはもってこいとも言えるのです。遠くに行けない今だからこそ、近場でひっそりと、少人数でゆったりと過ごすのが気持ちいいですよね。知的好奇心を掻き立てる旅先にぜひ。

「加地邸」 神奈川県三浦郡葉山町一色1706

料金/ミニマム2泊より、42万9000円〜、最大6名宿泊可能
https://www.staycation.jp/property/251

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