2021.02.04
編集者が話題のクラブハウスを一週間やってみた個人的考察
一月末、突如日本に上陸し、バズりまくっている話題のSNSサービス、クラブハウス(Clubhouse)。デジタルメディアに携わる身としては、知らないではいられない!と、なんもわからないまんま参加してみました。
- CREDIT :
文/高橋大(LEON.JP)
![](https://assets-www.leon.jp/image/2021/02/03165627022741/0/clubhousetop.jpg)
いかがお過ごしでしょうか?
緊急事態宣言が延長され、もんもんとされている方も多いのではないでしょうか?
かくいう私も、おウチ時間にちょっともんもんとしてきておりました。
そんな折、デジタル界隈の知人の間で突如飛び交い出したのが「クラブハウス(Clubhouse)」というワード。
なんのことかまったくわからないけど、なんだか面白そう! 参加したい。と思ったものの、これがどうやら招待がないと入れないと知り、あちこちにお願いしたところ、運良く1月末に参加させて頂きました。
というわけで、もう、ネットにはいろいろな情報が出回ってはいますが、この一週間で自分が感じたことなどを備忘録的にお伝えできればと思います。
誰でもトークルームを立ち上げ、そこで話す人を招待することができ、そのルームを非公開にも公開にもできます。
当初はtwitterの音声版なんて言い方もされていましたが、実際に使ってみるとだいぶ違います。
まず、一番の違いは、このクラブハウスはログ(記録)が残らない(残せない)ということ。
ここは開発側がかなり意識した部分みたいで、規約にはクラブハウス内での会話の記録(録音も記憶を元に文字化すること)も会話者の書面での許諾なしにはできないとあるんですね。
これはかなりアグレッシブな仕様だな、と思いました。
というのもtwitterに代表される多くのSNSが発信者の言葉や写真をリツイートなどして、ネット内で拡散しバズらせることで社会的インパクトや価値を生み出してきたのに対して、真逆の方向だからです。
そして、この戦略がどうなるかはわからないのですが、現段階では非常に「効いた」印象です。
多くの著名人のtwitterの発言が炎上したり、インスタの投稿がネットニュースのネタになっているこの時代に、まさかの完全オフレコ仕様というスタンスで攻めてきたのは、すごく面白いと思いました。
で、実際、参加した1月27日の段階では、それほど著名人の方のトークルームは多くなかったのですが、日毎に著名人が増えて、昨日、2月2日にはサーバがダウンする事態にまでなりました。2月1日にもイーロン・マスクのルームに人が殺到し、ダウンしました。
かくいう私も何度かスピーカーとして参加させて頂き、普通では出会えないような業種の方と繋がったりもしました。
この体験は、他のSNSではいままでなかったかも、とちょっとハマり気味ですw
元インスタグラムジャパン代表の長瀬次英さん曰く、立食パーティー文化に近いとのこと。
というのも日本ではあまり馴染みがありませんが、欧米では立食パーティーで大勢の話の輪の中に入って初対面どうしでいろいろな会話をしたり、そこで話が合った人とは別の場所に移動して深い話をする、というのが社交の通例なんだとか。
たしかに自分がクラブハウスで会話に参加してみると、その感覚に近いな、と思いました。
というわけで、これは雑誌メディアの拡張にもなりそうな予感がしておりまして、何か企画をやってみたいなぁと思っています。
なので、もし、クラブハウスで見かけたらぜひ気軽にお声がけください!
詳しい使い方などを割愛してしまったので、ちょっと意味がわからない方もいらっしゃるかと思いますが、それに関してはネット内にたくさん詳しい記事があるので、そちらに委ねます。
まずは、参加してみてなんとなく遊んでみるだけでも面白いと思います。
クラブハウスでお会いできるのを楽しみにしております!
ではまた!
![](https://assets-www.leon.jp/image/2021/02/03165843930356/0/clubdai.jpg)