2021.02.10
韓国ドラマ→韓国映画→韓国文学(イマココ)
最初は「愛の不時着」「梨泰院クラス」、そこから韓国映画、文学へ。韓国カルチャーへのディープダイブが止まりません。
- CREDIT :
文・写真/秋山 都
昨年、長いステイホーム期間に私が韓国ドラマ沼に堕ちたことはすでにお伝え済みですが、実はまだそこから抜け切れていません。いえ、というか、さらに深堀りし続けておりまして、昨年夏からはほぼ毎日2時間ほど韓国ドラマ、そして映画をみまくっておりました。
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「女の子らしい服を着なさい」
「そんなに頑張らなくてもいいんじゃない?」
「まだ結婚しないの?」
ほぼ無意識(なんでしょうね?)に発されるひと言に傷つき、オフィスや飲み会で繰り返されるボディタッチやセクハラ発言をいなし……キム・ジヨンの姿はそのまま私の過ごしてきた数十年でもありました。#metooと、なんども心の中でつぶやきながら一晩で読了。82年生まれでなくても、そして韓国でなくても世界中で、さまざまな世代の女性に共感される作品だと思います。
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『アーモンド』は2020年本屋大賞翻訳小説部門1位になっているので、すでに読んでいる方も多いかも。脳の扁桃体(アーモンド)が小さく、怒りや恐怖を感じることのできない16歳の少年が大切な人との別れと出会いを経験することで、感情を少しづつ学び、愛を知る物語。
『レモン』は美しい姉を殺人事件で失った妹が、整形手術を繰り返しながら犯人を捜す生と死をめぐるサスペンス。
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この作者には、80年代の民主化運動下でおきた性暴力を描いた『レガート』という重い作品もあるようなのですが、それは残念ながら日本でまだ訳されていないようです。ああ、読みたい。これは原語で読むしかないのかな。
映画→ドラマ→文学と変遷してきた私の韓国愛ですが、ついにハングル語を習い始めるでしょうか? 乞うご期待!