2021.04.22
気分はスーパーGT!? 新型『トヨタ GR 86』と『スバル BRZ』に乗ってみた!
スーパーGT300クラスでも常に上位を争うよきライバルであり、実はメーカーの垣根を越えて一緒に開発されたという兄弟車『トヨタ GR 86』と『スバル BRZ』。デビュー以来、実に9年ぶりのモデルチェンジをした2台のスポーツカーを見て触れて乗って!?来ましたよ。
- CREDIT :
写真/長谷川直紀、吉田成信 文/近藤高史(LEON)

我らがLEON RACINGは2位発進という好スタートを切ることができましたが、実は戦前に優勝候補筆頭と言われていたのが、公式練習でも直前の走行でもトップタイムをたたき出していた2.0リッター水平対向エンジンを積む『スバル BRZ』。昨年度もマクラーレン、ランボルギーニといった並み居るモンスター級のスーパーカーを相手に、シリーズ総合5位という成績を収めたマシンが今年、さらに進化。悲願のシリーズチャンピオンを狙えるクルマなのです。
そして昨年はシリーズ9位と、コンスタントに上位に顔を出して好成績だった『トヨタ 86』。兄弟車として知られるその2台の、2代目となる新型市販車バージョン発表会が先日、都内某所で行われたので実際に見てまいりました。
いっぽう『BRZ』のほうが、どちらかといえばよりスポーティな雰囲気。これもブルーというGTマシンを彷彿させるカラーリングに黒の内装がシャープで、そう思わせられたのかもしれませんが。


0-100㎞/h加速が従来型より1秒以上も縮まっているというから、その性能向上は推して知るべし。さらにはボディ剛性も50~60%向上していたり、さらなる低重心化にも成功。トヨタとスバルという2大ブランドによる本気のスポーツカーとして、熟成された感があるのです。
スーパーGTにエントリーしているマシンは市販車がベースなため、同じクルマを購入して乗りまわしたい願望に駆られがち。けれど、そのどれもがベースは高級車が多いなか『スバル BRZ』や『トヨタ GR 86』なら比較的、手に入れやすい価格であることもとても魅力的かと。
どちらも4シーターではあるもののクーペボディの天井は低いし2ドアであることからも、後席に誰かを乗せるというよりは、ふたりでのドライブにぴったりな一台なのです。可倒式の後席を倒せば、ゴルフのキャデイバッグもゆったりふたつ乗せられるし、実にデート向きな国産スポーツカーであると思いました。
■ お問い合わせ
全長×全幅×全高:4265×1775×1310㎜
車重:1270㎏
エンジン:2.4リッター 水平対向4気筒
最高出力:173kW(235PS)/7000rpm
最大トルク:250N・m(25.5kgf・m)/3700rpm
HP/toyotagazooracing.com/jp/together
スバルBRZ
全長×全幅×全高:4265×1775×1310㎜
車重:1270㎏
エンジン:2.4リッター 水平対向4気筒
最高出力:173kW(235PS)/7000rpm
最大トルク:250N・m(25.5kgf・m)/3700rpm
SUBRUお客様センター 0120-052215