2017.12.19
大人の"黒"の着こなしは素材とテイスト差をつける
LEON.JP編集長の前田陽一郎です。メンズの黒コーデは、一歩間違うと"ただの地味な人"になりがち。そうならないために、素材やシルエットに注目した”普段着”の着こなしをしてみました。
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文/前田陽一郎(LEON.JP)
もともとたくさんの色を使った着こなしが得意ではないのですが、なんだかこの冬はモノトーンの着こなしにハマっていまして。
とくにコートの類はいつの間にやら黒ばかり。これじゃいかん、と鮮やかなアウターを着たりもするのですが、気を抜くと結局黒い着こなしになっていて…。
でもね、黒の着こなしは色を使わない分、素材やシルエットに気をつけていないと、それこそ“ただの”黒装束になってしまいます。そうならないよう、僕は素材とテイストで統一感を出しながら、“あえての”黒一色、と見えるように心掛けているつもりなのですが…。
まずはマウンテン(シェル)パーカの黒い着こなしから
シェルパーカ(厳密にはウィンドブレイカーかな?)はあの釣り具でおなじみのダイワのもの。通常のダイワ製品同様の機能性に、佐藤可士和さんによるグラフィックとデザインでスタイリッシュにまとまっています。ウールのリブパンは先シーズンに購入したドルチェ&ガッバーナのもの。マウンテンシューズはもう7、8年は履いている山陽山長のものです。ブランドも素材もバラバラですが、色と(スポーツという)テイストが統一されるとすんなりまとまりますよね?
続いてダウンコートの黒い着こなし
なにがいいって、とにかく楽チンで暖かい!スーツはストレッチナイロンゆえに、まる1日着ていてもストレスなし。さらに外に出る時にはお尻まですっぽり覆ってくれるコートのおかげでヌクヌクです。
さらにナイロン素材(このスーツは真夏をのぞく3シーズン用)は風を通さないものであれば、アンダーウェアを着込むことで十分暖かいですから、薄着に見えて実は快適というところも、おすすめの理由です!
最後はレザーコートで大人!な黒い着こなしです
このコーディネイトのポイントもやっぱり素材にあります。おわかりのとおり、レザーとウールしか使っていませんが、(写真ではわかりにくいながら)レザーは光沢感の近しいものを、ウールのマフラーとパンツはマットな感じが近しいものを選んでいます。だから、この素材のコーディネイトを楽しむためにも黒で統一したほうが大人だよね〜、と思っています。
黒一色のコーディネイトって、ちょっと単調だったり、つまらなそうな感じもしますが、じつは素材やシルエットやアイテムの選び次第で、イメージからオケージョンまで相当広く使えます。どうにもお洒落がキマらない、という方は初心に帰って単色のコーディネイトからバリエーションを増やしてみてはいかががですか? 黒いアイテムは結局どの色とも相性は抜群ですから、失敗の心配もまずありません。
次のお買い物の参考になれば幸いです。