2017.12.21
深川めしを食べて隅田川へ。そんな下町デートはいかがですか?/「割烹 みや古」
深川めしと言えば本来はざっくり切ったネギと生あさりを味噌で煮込んでご飯にかけた漁師めし。しかし、こちら「割烹 みや古」の深川めしはあさりのセイロ蒸しご飯です。
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文/森本 泉(LEON.jp)
久しぶりにゆっくりできた土曜の昼下がり、深川めしを食べに森下の「割烹 みや古」を訪れました。名物に美味いものなし、なんて申しますが、こちらの深川めしは間違いなく美味い。
そうこうしているうちに「深川めしセット」の到着です。
すべてがハマるところにハマった、絶妙のバランス。「こうこなくっちゃ」とひとり膝を打ちながら、ご飯を頬張ります。この日の小鉢は山芋豆腐とブリのあんかけ風。いちいち手が込んでいて、うれしくなってしまう。お吸い物も優しく上品な味わいです。
店を出ると松尾芭蕉が暮らした芭蕉庵跡に建つ芭蕉記念館も近い。そして隅田川の方へ歩くと小名木川に架かる萬年橋があります。深川のあたりはこういう鉄製の渋い橋が随所にあるんです。ここは安藤広重が「名所江戸百景」で描いた場所。亀のぶら下がったこちらの絵をご存知の方も多いでしょう。
たまには貴兄もこんな下町散歩、いかがですか?
◆「割烹 みや古」
住所/東京都江東区常盤2-7-1
営業時間/11:30-14:00、16:30-20:00
定休日/月曜
お問合せ/☎03-3633-0385