2018.02.12
話題の国産キャビアHARUNO CAVIARでキャビアを手づくりしてきました。
10年かけて1度しか採卵できないキャビア養殖の現場を社会科見学。自分だけのテーラーメイドキャビアにも挑戦。
- CREDIT :
文・写真/秋山 都
2月のよく晴れた1日、静岡県浜松市某所までお出かけしてきました。目当てはこのお魚さんたち。
実はこちらはチョウザメ。そう、キャビアの親になる魚です。キャビアといえば、カスピ海やロシアが主生産地として有名な超高級食材。フォワグラやトリュフと並んで世界三大珍味としても知られていますが、高価であるがゆえに庶民の口にはなかなか入りません。「いつか丼いっぱい食べてみたいな~」なんてつぶやいていたら、「キャビアの生産の現場を見に行ってみますか?」とお誘いいただいたというわけ。いやぁ、なんでも口に出してみるものですね。
そして、キャビアといえば輸入品と思い込んでいましたが、実は国産のものも一部あるのです。ここHARUNO CAVIA VALLEYでは約10,000尾のチョウザメを養殖しているのだとか。チョウザメを小さな稚魚から育て、魚卵を収穫できるまでは最低でも7年。チョウザメの一生で一度だけ採卵するというから非常に贅沢なプロジェクトです。
また、ここHARUNO CAVIA VALLEYではチョウザメの養殖を見学できるだけではなく、なんと自分だけの味つけでキャビアを作れてしまうんです。
このチョウザメ、世界記録では152年生きたものもいるんですって! 80年~100年生きるのもザラだそうで、その長寿なところから健康効果も期待されています。また表皮から分泌されるヌルヌルが美容効果もあるのではと研究が進んでいるのだとか。チョウザメ、すごい魚です。
HARUNO CAVIAR VALLEY
住所/静岡県 浜松市 天竜区春野町川上34-12
お問い合わせ/☎0539-84-0088