極私的・大人のスニーカー3選

こんにちは。
LEON.JPの堀川です。

連日のファッション特集やスナップを見ていて、いまどきの大人の足元を飾るのはスニーカーばかり。ニュースサイトでも、新作、新色、別注と話題が尽きないのがスニーカーです。もはや運動靴のレベルを超えて、いい大人にこそ、それぞれのスニーカースタイルがありそうです。

LEON.JPタカハシのブログでも、私的スニーカーを紹介していましたが、大人の数だけ、私的スニーカー論があるのでは、と。私もそんな私的スニーカー論にあやかって、3足ほどご紹介させていただきます。

まずは、コンバースのオールスター。王道すぎる王道ですが、時代を越えファッションアイテムとして現代にも通用するデザインエッセンスは強力だな、と改めて感じ入ります。どんな着こなしにも合うフォルムは今も健在です。しかも価格もまだまだ購入しやすいレンジで展開しているというのも嬉しいですよね。

私が初めてコンバースを購入したのは1983年ごろ。通称、”83カモ”と言われるカモフラ柄やピンクをがんばって購入し履いておりました。現在はシンプルな白が好みです。

当時のモデルのようなナローシルエットが再現されているのが、こちらのチャックテイラーモデル。キャップが小さいので足元がすっきりスマートに見えます。

こちらは3つ星のチャックテイラーモデル。踵のタグは履いていくうちに削れてしまうのですが、それも味。こちらは台湾のスニーカーショップにて購入。

で、お次もコンバースのオールスターですが、2013年にマルタンマルジェラが手掛けたモデル。白ペンキに浸けて乾燥させたスニーカーです。履くたびにひび割れして、中面の色味が徐々にみえてくるという仕様なんですね。パリ出張時に10コルソコモやマルジェラのショップを駆け回って購入しました。

オールスターも、この状態ではまったくわかりませんね。

オリジナルのボディはレザー製のチェックテイラー。フォルムが細身でキレイです。

スニーカーが入っているボックスはプリントですが、履き込むほどに、まさにこんな感じでひび割れてきます。

3足目は、アディダスのスタンスミスです。

いまでこそ、ラグジュアリーブランドがスニーカーを展開するのは、ごく普通ですが、エルメスがスニーカーを出した時には衝撃でした。それ以後、様々なブランドが自社でスニーカーを手掛けるのですが、そんな過渡期に、著名デザイナーの足元に履かれていたのが、スタンスミスでした。デニムはもちろん、グレスラやスーツに合わせる方も。ランウエイの最後に登場する彼らの足元に注目していましたね。

それを真似るように私も頻繁にスタンスミスを履くようになりましたが、2014年に久々に復刻されたスタンスミスはデキがよく、まとめ買いしたくらいです。

2014年復刻のスタンスミスは、ヒール部分に起毛したスエード風の素材を配し、シックな印象に。

ボディで使用されているレザーは柔らかく、適度にシワが入っています。下ろしたばかりの新品でも、コーディネートしたときに収まりがいいです。

ボックスを開けると、スタンスミスさんのサイン入りのオリジナルスニーカー画像が入っています。こういうあしらいは、フリークならずとも、オリジンを大切にする姿勢が感じられて嬉しい仕様です。

履き込むほどに味の出る革靴と違い、私がスニーカーに惹かれる点は、白というカラー。フレッシュで清潔感があり軽快さが加味される色味は、大人の着こなしにプラスに働くでしょう。その白さをキープするマメさや適度に買い替える余裕が必須というのも大人向きかと。

しかも、洋服とのコーディネートとなると、主張しすぎないクラシックな顔つきのほうが、大人にはぴったりです。定番モデルはシルエットの大きな変化がないので、着こなしに合わせやすく、素材感や雰囲気がアップデートされているだけで、いまどきにも見えますしね。

この春のスニーカー選びの参考にしていただければ幸いです。