服を着たままサウナ？ フィンランド発の屋外サウナに入ってきました

こんにちは、LEON.JPの平井です。

先日、知り合いに誘われて埼玉県は川口市のファーマーズマーケット「（ARTISAN）FARMERS MARKET KAWAGUCHI」にお邪魔してきました。

このイベントは地元企業である大泉工場が主催し、地域活性の一環で行われているもの。およそ3000坪の工場敷地内に、近隣の農家やフードを提供するキッチンカーなど約50団体が参加し、賑わいを見せていました。

会場では農産物を販売するブースはもちろん飲食ブースも充実しており、おいしそうな匂いにつられて、ついつい食べ歩き。フランクフルトにホットドッグ、揚げパン、野菜ジュースに具材たっぷりの野菜スープなどなど……。

中でもキッチンカーで出店していた「9's」のハンバーガーはまさに絶品。肉汁たっぷりのパティに濃厚チーズとフレッシュなトマトが絡まり、すでに満腹なのについつい完食してしまいました。

そんな中、中心の広場にポツリと佇む緑色のテントを発見。こんなところでキャンプ？ と、気になり近づいてみると、そこにはこんな看板が。

看板に書かれているのは「TENT SAUNA」の文字。じっくり読んでみると、サウナの本場フィンランドから取り寄せた本物だそう。

「自然の中でこそ味わえる特別な気持ち良さを本物のテントサウナで」

そんなコピーにつられ、食べ歩きしすぎた腹ごなしも兼ねて早速入ってみることに。

中に入ってみると、テント内は6畳ほどの広さ。四方にベンチが置かれ、その中心にはなんと高火力の薪ストーブが！

室内の温度はだいたい50〜60度。座っているとすぐにじっとりと汗をかいてきます。また、ストーブの脇には水汲み用のオケが。

これ、体を冷やしたり火力を弱めたりする用かと思いきや、使い方は全く逆。

実はこの水、ストーブの上に敷き詰められた石にかけ、蒸気を発生させるためにあるんですね。

水を注ぐと一気に気温は上昇。室内は約90度ほどになります。このようにサウナ内で蒸気を発生させスチーム状態にすることを「ロウリュウ」と言いますが、アウトドアでもそれが体験できるんですね。

蒸気は高いところに滞留するため、テントの上部はかなりの高温に。カメラのレンズも曇ってしまうほどです。ちなみにストーブには煙突が付いているので、室内に煙が立ちこめることはありません。

サウナ体験をしてテントの外に出てみると、屋外の風が汗ばんだ体をスッキリ吹き流してくれます。この感覚は普通のサウナにはないところ。

ちなみに本場フィンランドでは、キャンプや海にこのテントサウナを持ち運んで、みんなで入るのが一般的だそうです。サーフィンなどで冷えた体を芯から温めてくれるのは良いですね。

今回出店していた「ミズジャパン」さんのWebサイトによれば、こちらのテントサウナは日本でも購入可能。一番シンプルなもので25万8000円なので、アウトドア仲間とシェアして購入してみるのもオススメです！