「バーゼルワールド2018」の新作時計をちょい先出し！〜レトロスポーツ編〜

LEON編集部の鈴木です。

世界最大の時計宝飾の見本市「バーゼルワールド2018」の個人的レポート第2弾。前回は “ドレッシーでエレガントな”気になる3本でしたが、もちろんスポーティな感じの新作もハズせません。そしてピックアップしてみると、何だか“レトロな感じ”のスポーツモデルが揃いました。

まずはオメガの新作の『スピードマスター CK2998 パルスメーター』。1959年のスピードマスターセカンドモデル『CK2998』にインスパイアされたデザイン。シルバーとブラックの2トーンダイアルのクロノグラフは、ゼンマイ好きには堪らない黄金律のルックスですよね。パンチング加工を施したブラックレザー＆ホワイトラバーのストラップも、実に“わかってるな〜”という組み合わせです。

お次はセイコー プロスペックスからの新作。最近身近でセイコーブランドの時計を愛用しているオヤジさんをチラホラ見かけます。実はわたし自身もそのひとり。付けていると「いい時計！」と声をかけられるのが嬉しいのです。さて、そんなセイコー プロスペックスの気になる1本は、1968 年に発表したメカニカルダイバーズの復刻モデル。世界最高水準の10 振動ハイビートムーブメントを世界初の裏蓋のないワンピース構造の300m 防水ケースに搭載した当時としては画期的なモデルでした。

3本目はコルムの旗艦コレクション『アドミラル』からの新作。世界最大規模のヨットレース「アドミラルズカップ」の世界観を投影したコレクションで、国際海洋信号旗のインデックスが特徴です。そして新作は、文字盤に船のデッキで使われる天然チーク材を採用。チーク製文字盤は天然で手仕上げのため、1本1本の色味やニュアンスが異なり、まったく同じものがないというのも何だかラグジュアリーですよね。

レトロでスポーティな時計って、やっぱり素敵ですよね。いま魅力的に感じる時計の潮流って、「ドレス」と「スポーツ」、「モダン」と「レトロ」、これらのベクトルのなかにポジショニングされるのではないでしょうか。そんな時計選びのポイントとなる詳細は、本誌の「バーゼルワールド2018レポート」にて追ってお伝えしたいと思います。

それでは、また次回のブログにて。