2018.10.28
人柄は料理にあらわれる?
フレンチにも“親しみやすさ”があることを教えてくれたのが、浦和ロイヤルパインズホテルの「レストランRPR」。9月から総料理長に就任した、竹下公平シェフのメニューは、伝統的なフレンチをベースにした優しく美しい料理ばかりでした。
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文/市村広平(LEON)
「ずわい蟹とカリフラワーのガトー トマトのエキュムを添えて」カリフラワーのムース、ずわい蟹とサーモンのマリネ、フルーツトマトというキレイな3層構造。
「アサリのフランに浮かべた旬の貝類と加賀野菜のマリにエール風」金沢出身であるシェフの地元食材である加賀野菜と、あさり、ほっき貝、ムール貝など、さまざまな旬の貝を使ったマリニエール(茶碗蒸し風)。
「鹿児島カンパチのグリエ アロマート野菜のブールブランソース」少しレアな状態のカンパチは、シェフこだわりの火入れ。野菜出汁をベースにしたバターソースは軽やかにして濃厚です。
「シャラン鴨のロースト セーブ茸のピューレと牛蒡のエクラゼ サルミソース」世界ナンバー1の鴨と呼ばれる「シャラン鴨」を丁寧にロースト。そうすることで一般的に硬さゆえ薄くスライスしなければならない鴨肉が、やや厚めにカットしても柔らかいまま。栗やレバーペーストでコクを深めます。
「無花果のコンビネゾン シナモンの香り」最後のデザートは、無花果を赤ワインソースとバニラアイスで。
「ずわい蟹とカリフラワーのガトー トマトのエキュムを添えて」カリフラワーのムース、ずわい蟹とサーモンのマリネ、フルーツトマトというキレイな3層構造。
「アサリのフランに浮かべた旬の貝類と加賀野菜のマリにエール風」金沢出身であるシェフの地元食材である加賀野菜と、あさり、ほっき貝、ムール貝など、さまざまな旬の貝を使ったマリニエール(茶碗蒸し風)。
「鹿児島カンパチのグリエ アロマート野菜のブールブランソース」少しレアな状態のカンパチは、シェフこだわりの火入れ。野菜出汁をベースにしたバターソースは軽やかにして濃厚です。
「シャラン鴨のロースト セーブ茸のピューレと牛蒡のエクラゼ サルミソース」世界ナンバー1の鴨と呼ばれる「シャラン鴨」を丁寧にロースト。そうすることで一般的に硬さゆえ薄くスライスしなければならない鴨肉が、やや厚めにカットしても柔らかいまま。栗やレバーペーストでコクを深めます。
「無花果のコンビネゾン シナモンの香り」最後のデザートは、無花果を赤ワインソースとバニラアイスで。
彼の料理が“どの世代にも親しみやすい”と言われるのは、奇をてらった素材や調理法ではなく、我々日本人に親しみのある食材を、丁寧に、時間をかけて一品一品つくりだしているからです。基本的かつ伝統的なフレンチをベースにしたどの品にも、竹下シェフの温厚な人柄と愛情を感じる。
そんな竹下シェフ自慢の就任記念特別メニューは、11月30日(金)まで、浦和ロイヤルパインズホテル19Fの「レストランRPR」にて提供されているので、チャンスがあればぜひ行ってみてくださいな。では。
◆ 浦和ロイヤルパインズホテル
住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町2-5-1
TEL/048-827-1111
URL/http://www.royalpines.co.jp/