今どきの大人のライダースってどんなんだろ？

男らしいアウターといえば、今も昔もレザーのライダースが筆頭に挙げられるでしょう。ワタクシもこれまで、ショットやバンソン、ルイスレザーなどなど、バイクも乗らないくせにいろいろ着てきました。

ところが最近、めっきり着る機会が減ってきておりまして…。というのも、現在のファッションはコンフォート化が著しく、ジャケットはアンコン、パンツはストレッチが当たり前、足元はスニーカー、と楽ちんファッションが主流になっていますよね。そうなると、昔ながらのガチガチのレザーってやっぱりしんどいし、今どきのキブンじゃないというか…。あのレザーを育てる楽しみは格別でしたけどね。

ですが、やっぱりオトコたるものレザーは着たい！ ということで、ワタクシがこの冬購入したレザーをご紹介しようかと。

こちら「デラン」のライダースです。

簡単にブランド説明をしますと。イタリア発のレザー専門ファクトリーが手がけるブランドで、1974年にトスカーナ州フィレンツェの郊外にあるエンポリという街で創業。創業者はアンジェロ・デル・デゥカ氏。彼のレザーに対する情熱とクラフトマンシップはダヴィデ、ファビオ、ヴァレリオの３人の子供たちに継承され、権威ある革加工のノウハウと共に受け継がれているんだとか。

で、ワタクシが選んだこのシングルライダースは、生後１年以内の上質なラムスキンをした、柔らかな着心地が特徴で、ライダースなのにラグジュアリー感もたっぷり。シンプルなデザイン＆シルエットながら、ジップポケット上に配したメタルスタッズがアクセントになっているのもポイントですね。

ライダースならではのラギッド感、上質な素材から漂うラグジュアリー感、デランはその両方がバランス良く融合している、まさに大人に相応しい一着なんですよ、はい！

レザーのライダースって冬に着るにはちょっと寒いイメージがありません？ ダウンジャケットやウールのコートを着たくなるほど寒さが増した今日この頃ですからなおさらですよね。ですが、このライダースは、しっかり肉厚のウールが裏地に付いていてので、思った以上に温かいんです。まさに今の時期に着るのにぴったり。しかもレザーがとろけるほど柔らかいので、裏地があっても窮屈感はゼロ、ストレスはいっさいないですね。

フロントジップは、ダブルジップ仕様なので、お腹周りでレザーがもたつかないのが嬉しい。せっかくレザーが柔らかいのに、お腹でレザーがもたついては着心地も悪いし、スマートに見えないですからね。