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2021.12.22

アップルウォッチ「エルメス」を2カ月使ってみた極私的レビュー

今年10月に発売されたアップルウォッチ シリーズ7。なかでも人気の「Hermès(エルメス)」モデルを、ガジェット系YouTuber兼フォトグラファー・中西学が自腹レビューいたします!

CREDIT :

企画・写真/中西 学 文/TOMOKO 構成/平井敦貴

発売日に運よくゲットしました

▲ 「Apple Watch Hermès シルバーステンレススチールケースとアトラージュ・シンプルトゥール」15万800円(45mmケースのみ)/アップル
10月15日の発売当日、出張先の福岡で偶然にも購入できたアップルウォッチ シリーズ7のHermès(エルメス)モデル。今回は約2カ月使ってみた率直な感想をレビューしたいと思います。

実はワタクシ、アップルウォッチはシリーズ“2”で止まっていました。以降はさまざまな腕時計に“浮気”をしていたのですが、たまたま訪れた博多の百貨店で店員さんに話しかけられたことから購入意欲が再燃。
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「エルメスモデルは毎回、即品切れ。ウチの在庫も残り数個なので買うなら今しかないですよ」

という店員さんの(甘い)囁きもあり、イキオイ購入しちゃったのです。

とはいえ最新の「シリーズ7」は実際に使ってみるとやはり5世代分の進化があり、見た目も機能もかなりアップデイト。ということでここでは、そのポイントをお届けいたしましょう!

■ ポイント1

シリーズ7は画面サイズが大幅にアップ!

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特筆ポイントの1つ目は「画面サイズ」。シリーズ7はアップルウォッチ史上最大の画面サイズとなりました。これは本体が物理的に大きくなったわけではなく、ディスプレイの表示領域が拡大したため。
▲ 左より「アップルウォッチ シリーズ3」、「アップルウォッチ シリーズ6」、「アップルウォッチ シリーズ7」。(いずれもアルミニウムケース。エルメスモデルはステンレススチールケースとなります)
シリーズ7はシリーズ3と比べて約50%、シリーズ6と比べても約20%もアップしたので、私のようなシリーズ2ユーザーからしたらめちゃめちゃ巨大サイズになった感覚です。
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▲ 「アップルウォッチ シリーズ7」は盛り上がった「フチ」まで文字盤が表示されます。(写真はアルミニウムケース。エルメスモデルはステンレススチールケースとなります)
また、前面クリスタルが50%厚くなり、強度と耐久性も従来の倍以上になったというのも特筆点。このガラスが少し不思議で、真横から見ると盛り上がったフチ部分にも文字盤が表示されます。

時計において文字盤のインパクトは大事なデザイン要素ですから、この表示領域の拡大は個人的に一番うれしいポイントでした。エッジまで美しいディスプレイは他のスマートウォッチにはない大きな特徴ですからね。
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■ ポイント2

高速充電ができるんです

▲ 背面の充電部分。「シリーズ7」に付属する充電器で急速充電が可能に。
ポイントの2つ目は「高速充電」が可能になったこと。高速USB-Cケーブルで、シリーズ6よりも最大33%早く充電できるようになりました。具体的には、約45分間で、電池残量0%から80%までの充電が可能に。

この充電速度は実際に体感できるレベルで、うっかり充電切れなんて時には本当にありがたい早さ。出かける少し前に充電しておけばその日1日くらいなら十分にもちます。ただ、一つだけワガママを言うと、市販のQiワイヤレス充電器でも充電できるとなおいいのですが……。
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■ ポイント3

IP6X相当の防塵・50mの耐水性能

▲ 耐水性能は50mと、ダイバーズウォッチなみの性能を誇ります。
3つ目はアップルウォッチとして初のIP6X相当の防塵性能を備えたこと。さらに50mという強度な耐水性能も備えているので、スポーツやアウトドア、もっと言えば海遊びにも安心して使うことができます。私のような職業柄だと、過酷なロケ撮影の現場やキャンプでも使えるのはうれしいところですね。

もちろんハード設計がしっかりしているので、ジムでのワークアウトや水泳時だってアップルウォッチを外す必要はありません。すべての活動量を記録してくれるので、スポーツウォッチ以上にスポーティなのがこの「アップルウォッチ シリーズ7」と言えます。私もこれをつけ始めてから運動のモチベーションがかなり上がりました。
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なぜ「エルメス」モデルを選ぶのか?

▲ 「アップルウォッチ エルメス」はお好みのレザーストラップのほか、シリコンバンドも付属。
さて、ここまで「アップルウォッチ シリーズ7」の特徴を見てきましたが、人よりもワンランク上を行く読者諸兄が選ぶべきモデルは間違いなく「エルメス」モデルでしょう。私も「エルメス」モデルじゃなければ買っていなかったかもしれません。

その醍醐味といえば、なんといっても洗練された素材とデザインの"ストラップ"。馬具工房としての伝統を受け継ぐ普遍的なデザインが、上質なステンレススチールのケースとともにアップルウォッチをさらにワンランク格上げしてくれています。
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▲ ベルトのバックルにも「HERMES」の文字が刻まれています。
ちなみに今回、私がゲットしたストラップは“アトラージュ・シンプルトゥールレザーストラップ”のゴールドタイプ。定番品です。エルメスに受け継がれる乗馬用のハーネスから着想を得たデザインで、革は伝統的なバッグや小物類にも採用されている“ヴォー・スウィフト”。やはりその質感は格別で、腕を通すだけで価格相応だと言うことに気づきます。
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また「シリーズ7」では新たに、犬の首輪にオマージュを捧げるループ状の“Gourmette Double Tour(グルメット・ドゥブルトゥール)”と、大人気ジュエリーでお馴染みのChaine d’Ancre(シェーヌ・ダンクル)をイメージした“Circuit H Single Tour(サーキットH・シンプルトゥール)”の2種のストラップが追加されました。

いずれもアップルのサイトではほぼ品切れしているのですが、たまに在庫復活しているので見つけたら即買いをオススメします。
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【限定文字盤で周りとの差別化を!】

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また、「エルメス」モデルのもう一つの醍醐味は限定の文字盤ではないでしょうか。この「シリーズ7」では限定文字盤が3種類用意されています。

上から順に、「シリーズ7」で追加されたストラップ「サーキットH・シンプルトゥール」と合わせて使いたい「Hermès サーキットH」。円形文字盤の四隅に様々なコンプリケーションを設定可能な「Hermès Circulaire」。洗練されたロゴに日付他一つのコンプリケーションを設定できるシンプルな「Hermès」

シンプルながらも「これぞエルメス!」な上品さがあるので、その日の気分やTPOに合わせて自由に変えちゃいましょう。

もはやアップルウォッチはただの「時計」の概念を遥かに超えて、健康管理や運動サポートなど「生活習慣」の一部として私たちの日常に馴染んでいます。持ってみないとわからないこの便利さ。ご自慢のラグジュアリーウォッチをたまにはお休みして、ぜひ「アップルウォッチ エルメス」を相棒にしてみてはいかがでしょうか?
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※掲載商品はすべて税込み価格です

中西 学(なかにし まなぶ)

写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist

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