サブスク音楽も「質」の時代？「mora qualitas」でハイレゾ体験を

今や音楽鑑賞の定番となりつつあるストリーミングサービス。皆さんも何か1つくらいは加入しているのではないでしょうか？

そんな音楽配信サービスに、ハイレゾ対応の新サービスが登場します。ソニー・ミュージックエンタテインメントが11月25日（月）よりスタートさせるのは「mora qualitas（モーラ クオリタス）」。

既存サービスの「mora（モーラ）」がダウンロード型音楽配信なのに対し、「mora qualitas」ではハイレゾ音源を含む400万曲以上がストリーミング再生できるサブスクリプション（定額制）サービスとなります。

音楽にさほど詳しくない方は「ハイレゾ」と聞いてもピンとこないかも知れません。かいつまんで説明すると、ハイレゾ音源はそのデータ量がCD音源（44.1kHz/16bit）の約3.3倍（96kHz/24bit）となるため、より原曲に近い音で鑑賞できるようになります。

実際に聴き比べてみるとその差は歴然で、音の厚みや奥行き、繊細さが驚くほど変わってきます。例えば、アーティストの息づかいやライブ会場の空気感など、まるでその場にいるような臨場感を楽しむことができるのです。

そんな「ハイレゾ」音源を試聴できる「mora qualitas」の体験会が先月開催され、ソニー・ミュージックエンタテインメント mora qualitas事業グループの黒澤拓氏に話を伺ってきました。果たしてそのサービスの魅力とは一体どのようなものでしょう？

黒澤氏によると、「mora qualitas」が提供する楽曲はスタート時で400万〜500万曲にのぼるといいます。主要レーベル作品をほぼ網羅するほか、その中の30万曲以上がハイレゾ対応となるそうです。また、ハイレゾではないCD音源もロスレスのFLAC形式での配信となり、音質劣化のないクリアな音楽体験を可能とします。

実際に体験会での試聴ではCD音源でも上質な音が楽しめ、ハイレゾ音源ではその音にさらにサラウンド感がプラスされていました。その違いは、ディープな音楽好きや音響マニアでなくても実感できるほど。この音質で400万曲以上が聴き放題であれば、普段から音楽を聴く人なら加入検討の余地アリです。

「mora qualitas」はPC/Macアプリでのサービススタートとなりますが、年内にはiOS/Androidのスマートフォンアプリもリリースされるといいます。また、来年いよいよ始まる5Gに対応し、ハイレゾ音楽サービスの先駆けとしての展開も進めています。

特に5G時代が始まれば、生活における音楽体験が大きく変わっていくことでしょう。大容量通信時代では、いつでもどこでも高音質な音楽鑑賞が可能となり、レコメンデーション機能なども常時アップデートされていくはずです。「mora qualitas」でも好みの音楽をオススメするパーソナライズ機能を有しており、使えば使うほど個人に最適化されていきます。また、コミュニティ機能も拡大していくとのことで、好きな音楽をもとにしたグループ会話など、さまざまな発展が期待できます。

そんなハイレゾでの音楽を楽しめる「mora qualitas」が現在、無料での先行体験を行なっています。PC/Macでアプリをダウンロードすれば、宇多田ヒカルやQueenなどの名盤が、11月24日までの期間限定で無料試聴することができます。

良質な音楽を楽しみたい方にはぜひオススメなこのサービス。試してみたいという方は、PC/Macより以下のサイトにアクセスを！