2022.08.28
余計なものはナッシング!? 話題の「Nothing Phone (1)」を買ってみた
英国「Nothing Technology」による話題のスマートフォン「Nothing Phone (1)」。その名の通り、ナッシング=無駄を省いた機能性と、それを上回る魅力とは? フォトグラファー兼ガジェット系YouTuber・中西 学が自腹レビューいたします!
- CREDIT :
企画・写真/中西 学 文/TOMOKO 構成/平井敦貴
スマホの機能、全部使いこなせてますか?
今回ご紹介する「Nothing Phone (1)」は、まさにそんな方に提案する一台。機能はシンプル、でもデザインは超最先端なスマートフォンなんです。ここでは、先行発売で一足先にゲットした私が、そのリアルな使用感をお伝えします!
モチーフは地下鉄路線図! でも、よ〜く見ると……
大手メーカーがシノギを削る中、海外スタートアップのスマホってどうなの? と思う方もいるでしょう。ですがこの「Nothing Phone (1)」は画期的なデザインで、発売前から既に話題になっていました。
あのコからの着信も”光”で判別
OSもNothing!?
また「通知ドロワー」が見やすいのも特徴の一つ。ステータスバーを下にスワイプするとまず大きく目に飛び込んでくるのが「ネットワーク」と「Bluetooth」の設定。頻繁に使用するツールが大きく可視化できるうえ、アクセス性も向上し、シンプルさと機能性を両立させています。
サードパーティ製品との連携もよく、Android端末であるにも関わらず「AirPods」の充電残量を確認できたり、テスラのクルマでは車内のエアコンのON/OFFに対応しているそう。開発陣は機能拡充に意欲を示してるので、今後の展開にますます期待できますね。
カメラ性能は「シンプル」だけど、申し分なし!
「大事なのはカメラの数ではなく、その品質」という思想のもと、メインカメラには有効画素数5000万画素のソニー製1/1.56型センサー「IMX766」を搭載。超広角カメラには5000万画素のサムスン製1/2.76型のセンサー「JN1」を採用しています。
ちなみにカメラの機能は、オートモードの「写真」、4K30Pまでの撮影が可能な「動画」、「ポートレート」「SLO-MO(スローモーション)」に加え、「タイムラプス」「PANO(パノラマ)」「マクロ」「エキスパート」の一般的な各モードを搭載。機能は至ってシンプルながらも、その性能に不満はナッシングです!
スペックは3種類、サステナブルにも配慮しています
また、今どきの製品では当たり前になっているサステナビリティにもしっかりと配慮され、本体には、100%リサイクル仕様のアルミフレームが採用されているほか、プラスチック素材もバイオベースまたはポストコンシューマーリサイクル材料が使用されているのだとか。
強いて残念なポイントを挙げるとしたら、FeliCa非対応なところ。でも、ミドルレンジのスマホでありながら、ここまでお洒落で注目を集めるスマホって他にはナッシングですよね。これ、買わない選択肢あります!?
■ お問い合わせ
Nothing Technology https://jp.nothing.tech/
中西 学(なかにし まなぶ)
写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist