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2022.12.11

デザインにこだわりまくった近未来的イヤホン! 「Nothing Ear (stick)」を実機レビュー

今夏、「Nothing Phone (1)」で話題になったNothingシリーズから新作イヤホン 「Nothing Ear (stick)」が登場。先に発売された「Nothing Ear (1)」とはコンセプトも使用感も異なる新イヤホンの魅力とは? フォトグラファー兼ガジェット系YouTuber・中西 学が実機レビューいたします!

CREDIT :

企画・写真/中西 学 文/TOMOKO 編集/平井敦貴

耳にやさしい“ハーフインイヤー型”

左:「Nothing Ear (stick)」1万6800円、右:「Nothing Ear (1)」1万8500円/ともにNothing Technology
▲ 左:「Nothing Ear (stick)」1万6800円、右:「Nothing Ear (1)」1万8500円/ともにNothing Technology
少し前に紹介した「Nothing Phone (1)」はスケルトン&LEDの近未来的なデザインが特徴でしたが、そんな「Nothing」ブランドから新たにイヤホンが登場しました。それがコチラの「Nothing Ear (stick)」です!

昨年7月に発売された「Nothing Ear (1)」の”カナル型”とは異なり、本モデルは耳を完全には塞がず環境音を適度に取り込む“ハーフインイヤー型”。そのためつけっ放しでもほとんど違和感なく、耳にやさしいのが特徴です。
左:カナル型の「Nothing Ear (1)」、右:ハーフインイヤー型の「Nothing Ear (stick)」。
▲ 左:カナル型の「Nothing Ear (1)」、右:ハーフインイヤー型の「Nothing Ear (stick)」。
実際にカナル型をずっと使っていると耳が疲れてしまう、という方は多いでしょう。私もその一人で、長時間装着しているとストレスになることがしばしばでした。そんな時には耳の負担が少ない“インイヤー”型のイヤホンに切り替えるのがベストなんですね。

例えば私の場合、電車や飛行機など騒音の中ではカナル型、テレワークや近所へのお出かけなど、周囲の音と共存しながら音楽を楽しみたい時には「Nothing Ear (stick)」のようなインイヤー型という風に使い分けています。

今やワイヤレスイヤホンはデザインも機能も多様で種類も豊富。だからこそ毎日のスニーカーのように、スポーツ用、仕事用、お洒落用と、シーンに応じてつけ替えるのがオススメなんです。
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「Stick」の名前通りの近未来的デザイン

「Nothing Ear (stick)」1万6800円、
▲ オマケ付きのお菓子を開けるようなワクワク感。
私はこれまでNothingから発表されてきた全アイテムを所持していますが、Nothing社の一番の魅力はなんと言ってもデザイン!

その魅力は箱を開ける瞬間からすでに始まっていて、例えるなら子供の頃ワクワクしながらオマケ付きのお菓子を開けた時のような感覚です(笑)。
「Nothing Ear (stick)」1万6800円、
▲ 外箱を開けるとスティック状のケースが登場。
こだわりの外箱を開けると、イヤホンとは想像もできないようなスティック型のケースがお目見え。ちなみにこのケースはリップスティックからインスピレーションを得てデザインされたそう。まさに「Stick」という名前の通りこだわり抜いたつくりなんです。

ワイヤレスイヤホンは各社似たようなデザインが多い中、これならパッと見で差がつきますし、女性ウケもバッチリ。ケースごと持ち歩くのが楽しくなります。
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「Nothing Ear (stick)」1万6800円、
▲ スケルトンデザインがその特徴。
もちろんイヤホン本体も「Nothing Ear (1)」同様、ステム部分がスケルトンで相変わらずお洒落です。で、そんなインパクトのある見た目ながらも重さは充電ケース込みで約55グラム、イヤホン本体は片耳4.4グラムと超軽量!
また人間工学的にも優れた設計で、通常のイヤホンとは違い、ケースの開閉はくるっと回す“スライド式”。片手でイヤホン本体を取り出し、装着することだってできちゃいます。

他にはないNothing独自のデザインは大人のこだわりのセンスにも一切引けを取らず、ファッションの一部としても相性が良いんですね。
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デザインだけなんて言わせません! イヤホン性能はいかに?

「Nothing Ear (stick)」1万6800円、
ハーフインイヤー型は耳を塞がないから音質は劣るんでしょ? と思っているそこのアナタ! 「Nothing Ear (stick)」はカスタム設計された12.6mmのダイナミックドライバーを搭載し、音質も申し分ありません。ちなみに、ワイヤレスイヤホンの一般的なドライバーサイズは6〜12mmなので、12.6mmのドライバーはかなり大きな部類です。

聴いてみた率直な感想としては、クリアで音の伸びが良く、低音も密度があり適度な奥行きを実感。カナル型のような密閉した遮音性はありませんが、低音減衰を感知して自動的に最適な音にチューニングしてくれる「BassLock」という機能により、他のインイヤー型よりも臨場感のあるサウンドです。
また、専用アプリ「Nothing X」を使えばイコライザ調整もでき、自分好みに低音・中音・高音のカスタムができるのもうれしいトコロ。

マイク性能も高く、“風切り音”や“雑音”を除去し、声にフォーカスされるよう独自技術も搭載。実際に外出時に使用してみましたが、相手に周囲の雑音を感じさせることなくスムーズに会話をすることができました。
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気になる操作性ですが、イヤホンのステム部にある感圧センサーを2本の指で挟むように操作するプレスコントロール式を採用。

再生・停止・曲送り・曲戻し・音量アップダウンの操作が可能です。この辺りは他社製のミッドレンジモデルと遜色はありません。付け加えると、操作するたびにNothingオリジナルの“ピコっ”という音が鳴り、なんだかクセになります(笑)。

バッテリー持続時間は「Nothing Ear (1)」からアップデイトされ、最大7時間再生とめちゃくちゃ長もち! ちなみに10分間の充電で2時間連続再生可能で、1回の充電で丸1日もつのは大変ありがたいですね。耳が疲れにくい分、つい付けっぱなしで使用しちゃうのですが、この充電スペックなら安心です。

価格は税込1万6800円。お洒落で差別化できるうえに、1万円台でこのスペックならコスパ抜群と言えるでしょう。

デザインにこだわり、ファッションアイテムとしてイヤホンをつけたい、そんな一歩先行く大人にこそオススメのアイテムなんです。
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

中西 学(なかにし まなぶ)

中西 学(なかにし まなぶ)

写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist

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