2022.12.11
デザインにこだわりまくった近未来的イヤホン! 「Nothing Ear (stick)」を実機レビュー
今夏、「Nothing Phone (1)」で話題になったNothingシリーズから新作イヤホン 「Nothing Ear (stick)」が登場。先に発売された「Nothing Ear (1)」とはコンセプトも使用感も異なる新イヤホンの魅力とは? フォトグラファー兼ガジェット系YouTuber・中西 学が実機レビューいたします!
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企画・写真/中西 学 文/TOMOKO 編集/平井敦貴
耳にやさしい“ハーフインイヤー型”
昨年7月に発売された「Nothing Ear (1)」の”カナル型”とは異なり、本モデルは耳を完全には塞がず環境音を適度に取り込む“ハーフインイヤー型”。そのためつけっ放しでもほとんど違和感なく、耳にやさしいのが特徴です。
例えば私の場合、電車や飛行機など騒音の中ではカナル型、テレワークや近所へのお出かけなど、周囲の音と共存しながら音楽を楽しみたい時には「Nothing Ear (stick)」のようなインイヤー型という風に使い分けています。
今やワイヤレスイヤホンはデザインも機能も多様で種類も豊富。だからこそ毎日のスニーカーのように、スポーツ用、仕事用、お洒落用と、シーンに応じてつけ替えるのがオススメなんです。
「Stick」の名前通りの近未来的デザイン
その魅力は箱を開ける瞬間からすでに始まっていて、例えるなら子供の頃ワクワクしながらオマケ付きのお菓子を開けた時のような感覚です(笑)。
ワイヤレスイヤホンは各社似たようなデザインが多い中、これならパッと見で差がつきますし、女性ウケもバッチリ。ケースごと持ち歩くのが楽しくなります。
他にはないNothing独自のデザインは大人のこだわりのセンスにも一切引けを取らず、ファッションの一部としても相性が良いんですね。
デザインだけなんて言わせません! イヤホン性能はいかに?
聴いてみた率直な感想としては、クリアで音の伸びが良く、低音も密度があり適度な奥行きを実感。カナル型のような密閉した遮音性はありませんが、低音減衰を感知して自動的に最適な音にチューニングしてくれる「BassLock」という機能により、他のインイヤー型よりも臨場感のあるサウンドです。
マイク性能も高く、“風切り音”や“雑音”を除去し、声にフォーカスされるよう独自技術も搭載。実際に外出時に使用してみましたが、相手に周囲の雑音を感じさせることなくスムーズに会話をすることができました。
再生・停止・曲送り・曲戻し・音量アップダウンの操作が可能です。この辺りは他社製のミッドレンジモデルと遜色はありません。付け加えると、操作するたびにNothingオリジナルの“ピコっ”という音が鳴り、なんだかクセになります(笑)。
バッテリー持続時間は「Nothing Ear (1)」からアップデイトされ、最大7時間再生とめちゃくちゃ長もち! ちなみに10分間の充電で2時間連続再生可能で、1回の充電で丸1日もつのは大変ありがたいですね。耳が疲れにくい分、つい付けっぱなしで使用しちゃうのですが、この充電スペックなら安心です。
価格は税込1万6800円。お洒落で差別化できるうえに、1万円台でこのスペックならコスパ抜群と言えるでしょう。
デザインにこだわり、ファッションアイテムとしてイヤホンをつけたい、そんな一歩先行く大人にこそオススメのアイテムなんです。
■ お問い合わせ
Nothing Technology https://jp.nothing.tech/pages/contact-support
中西 学(なかにし まなぶ)
写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist