2023.04.16

おウチデートに使えます♡ PlayStation VR2を買ってみた

2016年に発売された初代モデルから大幅な進化を遂げた「PlayStation VR2」。ここでは、フォトグラファー兼ガジェット系YouTuber中西 学がその実機レビューを行います!

CREDIT :

企画・写真/中西 学 文/TOMOKO 編集/平井敦貴

「PS VR2」1カ月使ってみた

「PlayStation VR2」7万4980円/ソニー・インタラクティブエンタテインメント
▲ 「PlayStation VR2」公式サイトより。
近年、世界中で拡大しているVRヘッドセット市場。エンタテインメントのみならず医療、教育、不動産、観光、自動車など多くの産業でも取り入れられ、2027年にはその市場規模は312億米ドルにも達すると予測されています。そう、今まさに絶賛進化中なんです!

そんななか、今年2月にはソニーから「PlayStation VR2」が登場。2016年に発売された初代モデルから大幅にアップデイトされ、新作ソフトも続々とリリースされています。ということで今回は、フォトグラファー兼ガジェット系YouTuber中西 学が実機を購入して1カ月使ってみましたので、そのレビューをお届けします!
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配線は「PS5」にケーブル1本つなぐだけ!

「PlayStation VR2」7万4980円/ソニー・インタラクティブエンタテインメント
▲ 「PlayStation VR2」7万4980円/ソニー・インタラクティブエンタテインメント
VRってなんだか面倒くさそう……なんて思っているそこのアナタ! その認識はちょっと古いかも知れません。「PS VR2」なら「PlayStation 5」に“たった1本”ケーブルを接続するだけで、即バーチャルリアリティの世界に没入できるんです。初代「PS VR」は複数のケーブルに分配器、ACアダプタと、かなり煩雑な配線を組まなければいけなかったのですが、本機は圧倒的にクイックでラクに始められるようになりました。
肝心のつけ心地ですが、これが超快適。ヘッドセットの後方をガコッと引き出してスポッと被れば、あとは微調整を行うだけです。スコープ調整ボタン、ヘッドバンド調整ダイヤル、レンズ調整ダイヤルによって自分好みにピッタリフィットでき、その安定感も段違い。遮光性が高くズレにくいので、バーチャルリアリティの世界に思いっきり没入できちゃうんですね。

また、メガネをかけたまま装着できるのもうれしい点。これまでのVRヘッドセットはどうしてもメガネとゴーグルが干渉してしまっていたのですが、「PS VR2」ならたとえ太めのセルでも装着したまま自然にプレイができます。さらに初代モデルにはなかった「冷却ファン」によって顔と本体の間に風を通してくれるので、蒸れにくくなっているのもGOOD。これ、オヤジ世代には超ありがたい機能です(笑)。それに加えてヘッドセットの重さはわずか560gと超軽量なので、疲れにくいのも素晴らしいポイントでしょう。
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美しすぎるグラフィック映像と音楽

「PlayStation VR2」7万4980円/ソニー・インタラクティブエンタテインメント
▲ 「グランツーリスモ7」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)のプレイ画面。
目に飛び込んでくるグラフィックの鮮明さと美しさは圧倒です。片目2000×2040ピクセルの解像度をもつ有機ELディスプレイを搭載し、視野角は110度、最大120Hzのリフレッシュレートと、とにかく映像がめちゃくちゃリアル。視界すべてをカバーするほど視野が広く、「3Dオーディオ」にも対応するので、目で見て、耳で聞いて、まさにその場にいるような臨場感が体感できます。
「PlayStation VR2」7万4980円/ソニー・インタラクティブエンタテインメント
▲ 「グランツーリスモ7」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)のプレイ画面。
ちなみに私のお気に入りは「グランツーリスモ7」。市販のスポーツカーはもちろん、実際のレーシングカーやクラシックカーなど“憧れのクルマ”のコクピットが丸ごと再現されるので、まるで本物のシートに座っているかのよう。ヘッドセットとコントローラーには振動フィードバック機能を搭載しているので、クラッシュ時の衝撃やタイヤがすり減る感覚などを超リアルに体感もできちゃいます。クルマ好きな“コロガシオヤジ”ならめちゃくちゃテンション上がること間違いなしでしょう。
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シネマティックモードも超優秀

「PS VR2」は単なるVRゲームを遊ぶためのヘッドセットではありません。「シネマティックモード」ならAmazonプライムビデオやネットフリックスなどのストリーミングコンテンツを大画面のバーチャルシネマスクリーンで再生することができます。

解像度も1920×1080px(HDR)で画面サイズは12段階から調整でき、目の前の巨大スクリーンを独り占めできます。実際にシネマティックモードで好きなアーティストのライブ映像を観てみましたが、まるで自分がその会場にいるかのような臨場感が楽しめました。映画好きはもちろん、“推し活”とも相性が良さそうですね。

これだけの機能が揃っていながら価格は7万4980円。大画面有機ELテレビを新しく購入することを考えたら超お得と言えるでしょう。こんなスゴイVRヘッドセットが家にあったら、気になるあのコも「遊びに行きたい♡」なんて言ってくれるかもしれませんよ(笑)。
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

中西 学(なかにし まなぶ)

中西 学(なかにし まなぶ)

写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist

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