2020.08.10
◆タグ・ホイヤー コネクテッド(第3世代モデル)
自腹で検証! タグ・ホイヤーの歴代コネクテッドウォッチを初代〜最新モデルまで一挙出し!
初代「タグ・ホイヤー コネクテッド」が発売されたのは2015年。2017年にはセカンドモデルが発売され、ついに今年その第3世代モデルが登場しました。そんなアナログ派もデジタル派も気になるコネクテッドウォッチを、ガジェット系YouTubeも配信しているフォトグラファー・中西学が自腹レビューいたします!
- CREDIT :
企画・写真/中西学 文/齋藤晋作 構成/平井敦貴
2015年、2017年、2020年、シリーズ全て使ってきました
そんなアナログもデジタルも両方好きな方にオススメなのが、今回ご紹介するコネクテッドウォッチ「タグ・ホイヤー コネクテッド」です。私、個人的にも2015年に発売された初代モデルからずっと愛用しており、2017年の第2世代、そして今年発売された第3世代を現在は使っています。やはりデジタルの進化は目覚しく、初代モデルと第3世代を比べるとその性能差は如実に感じられます。
というわけでここでは、実際に今まで使ってみて気づいた各シリーズの特徴をご紹介していきます。
ラグジュアリーウォッチ界に激震が走った初代モデル
スペックを見てみると、OSはGoogleによる「Wear OS(旧Android Wear)」を搭載し、アプリはiPhone/Androidの両対応、タッチパネル式でスマートフォンとブルートゥース接続する点は現行モデルまで共通しています。GPS非搭載、日常生活レベルの防水性能ですが、これは当時の技術を考えれば見劣りするものではありません。また、スマートウォッチとしての性能はOSに依存するため限られていましたが、メール通知や通話、バイタル管理など最低限の機能は保持していました。
ただ、やはりこのモデルが衝撃だったのは、アナログとデジタルの融合したそのデザイン性にあったと思います。特に画期的だったのは着せ替え可能なウォッチフェイスで、スケルトンダイヤルが特徴の「ホイヤー01」やクロノグラフの「カレラ」の文字盤を見事に再現することができました。
ケースは46mmで厚みがあり、素材はグレード2のチタンを使用。それにより、軽さ・耐衝撃性・高級感を両立させているのも見逃せません。本モデルは時計史に残るコネクテッドウォッチであることは間違いなく、実際に腕に着けていて多くの人に声を掛けられたのもこの初代モデルでした。
ラインナップとカスタムでユーザーの求めに応じる「第2世代」
デザイン面では、ベゼルの素材にスチール・セラミック・ローズゴールドのラインナップを揃え、さらにはストラップ・バックル・ラグが追加オプションで付け替え可能となりました。よりアクセサリー感覚で使える時計に進化したのです。
また第2世代といえば、様々な限定モデルが登場した事でも知られます。映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』とのスペシャルコラボレーションモデルやゴルフ専用モデルなど、幅広い層に向けてのアプローチが行われたのもこのモデルからです。ちなみにゴルフ専用モデル(タグ・ホイヤー コネクテッド モジュラー45 ゴルフエディション)は、世界3万9000以上のゴルフコースの情報を網羅しており、2D・3Dマッピングによるコース分析や、コース上のハザードまでの距離の測定やスコア入力なども可能な、ゴルフユーザーにはたまらない一品となりました。
このように、第2世代は「ユーザーに合わせてカスタマイズする時計」としての立ち位置が鮮明になったモデルと言えるのかも知れません。個人的にもこの第2世代のデザインは特に高級感があり、気に入って使っていました。
アクティブにスペックアップが図られた「第3世代」
チタンを選んだ理由はもう一つあり、それというのも私が仕事で使っているカメラ、富士フイルムの「X-Pro3」のボディに同様のチタン素材が使われているため。並べて置くと統一感があるので、“モノ”にこだわる自分としても非常に嬉しい仕様でした。また、チタン素材は軽量かつ強度が高いので、まさに質実剛健なところがガジェット好きの心をくすぐります。
またストラップもワンタッチで交換できる構造となり、例えばスポーツ用のストラップに替えたいシーンでもすぐに対応が可能となっています。第3世代は、よりアクティブな方に向けてスペックアップが図られたと感じています。
バッテリーに関しても大きく変更が加えられ、約1.5時間で急速充電ができるようになり、長く使える一本として完成度が高められました。もちろん最新のWear OSに対応しているので、今後も機能の拡張が見込まれます。
これ一本で二度、三度、四度と楽しめる男の嗜好品です
まさに、アナログとデジタルの良いとこどりをした一本。人とは違った腕時計をお探しの方は、ぜひ一度お手にとってみてはいかがでしょうか。
タグ・ホイヤー
「タグ・ホイヤー コネクテッド」 (第3世代モデル)
ケース:ステンレススティール
ケース径:45 mm
防水性:50メートル(5気圧)
文字盤:サファイアクリスタル
(オールアクティブおよびフラッシュOLEDタッチスクリーン)
ストラップ:インターチェンジャブルストラップ
価格:19万5000円〜
URL/https://www.tagheuer.com/jp/ja/
中西 学(なかにし まなぶ)
写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist