2021.05.19
セグウェイ! 公道走行「可」な電動キックスクーターに乗ってみた【動画あり】
「セグウェイ - ナインボット」による電動キックスクーター「Segway-Ninebot KickScooter J-MAX」を試乗! こちら、日本国内専用モデルにて公道走行が可能なもの。果たしてその実力とは?
- CREDIT :
写真/R.MOON 文/平井敦貴
スマートモビリティの筆頭「電動キックスクーター」

でも、公道走行が可能だったり不可だったり、免許が必要なのかいらないのか、何がOKで何がダメなのか、イマイチわからない方も多いはず。
ということで今回は、そんな電動キックスクーターの中でも世界的に人気な「セグウェイ-ナインボット」シリーズより、日本国内専用モデル「J-MAX」が登場したとのことで実際に試乗&検証してみました!
気になっている方はぜひご注目くださいませ。
変わりつつある法律的な枠組み

海外ではナンバーなしで走行できる電動キックボードですが、日本では条件が厳しく、走行にはさまざまな制限がかかります。
「電動アシスト自転車」とは違い、アクセルで勝手に進む「電動キックボード(椅子なし)」や「電動スクーター(椅子あり)」は、法律的には「原動機付自転車」に該当します。それゆえ、ナンバープレートやヘルメットの着用義務、運転免許が必要なんですね。
ただ、最近では特例も発令されており、新宿区や港区などの特定の場所では、認定された新規事業のシェアライド用に限り「小型特殊自動車」の扱いを受ける場合があります。
この場合、最高速度は15km/h以下に制限されますが、ヘルメットの着用が任意となったり、自転車道を通行できるようになったりします。
この取り組みは実証実験の段階ですが、いずれ全国に拡大すると見られます。スマートモビリティ時代に向けて、法律は着々と変わりつつあるのが現状です。
(参考:特例電動キックボードの実証実験の実施について|警視庁)
ということで、現在の電動キックボードの要点をまとめると以下のようになります。
・基本的には「原動機付自転車」扱い
・ナンバーがないと公道走行不可
・運転時には免許携帯、ヘルメット着用が義務
日本で公道走行するにはこの条件を満たす必要があるのです。
「公道走行可」のモデル「J-MAX」!
いわゆる「原付扱い」なので、運転免許を携帯し、ヘルメットを被れば誰でも公道が走れます。
それでは早速乗ってみましょう!
実際に乗ってみた!
運転は非常にカンタンで、電源を入れ、右手グリップ部のアクセルと左手グリップ部のブレーキを操作するのみと言えます。普通のキックボードと同じように、最初は蹴り進むことが必要で、スピードが3km/hを超えるとアクセルがかかるようになります。
果たしてそのスピード感は? こちらの動画をどうぞご覧ください。
体感としては「自転車の立ち漕ぎ」レベルのスピード感です。それでいて原付バイクより気軽に乗れるうえ、自転車よりも楽ちんなので、両者の“いいとこ取り”をしていると感じました。
ちなみに走行モードは「エコモード(最大15km/h)」、「ドライブモード(最大20km/h)」、スポーツモード(最大25km/h)」の3種類から選択可。バッテリーを優先させたい時やスピード優先の場合はモードを切り替えると良いでしょう。
折り畳み式で、最長65kmまで走行できます

強いて言えばタイヤが小さいためジャリ道での走行が多少不安なのと、カゴなどがないので荷物が多い場合は注意が必要な点。ですが、何より運転が楽しいので、個人的には半径3km以内の移動手段としてはベストな選択肢だと思いました!
こちら、ただいまクラウドファンディングで展開中なので、気になる方はぜひ支援(購入)してみてはいかがでしょうか?
■ オオトモ
「Segway-Ninebot KickScooter J-MAX」
https://www.makuake.com/project/j-max/