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2023.06.24

美女も夢中になるアイラ島のニクいヤツ、「アードベッグ」ってどんなウイスキー?

強いピート香と繊細な甘さで人気のスコッチ「アードベッグ」のファンが集まり、世界同日に行われるイベント「アードベッグ・デー」が東京でも開催されました。そのオープニングにアードベッグが大好きだというモデル&女優の浦 彩恵子さんと参加してきました。

CREDIT :

文・写真/LEON.JP編集部

アードベッグ 浦彩恵子 LEON.JP
数あるスコッチウイスキーの中でも、強いピート香と繊細な甘さで高い人気を誇る「アードベッグ」。このスコッチが生まれたアイラ島では、毎年5月最終週から6月第1週にかけてウイスキーの祭典「アイラ・ウイスキー・フェスティバル」が開催されます。

期間中は日替わりで各蒸留所の「オープン・デー」が開催され、熱心なモルトファンが現地でしか購入できない限定商品を求めて蒸留所を訪れます。そのオープン・デーの最終日を飾るのがアードベッグ。
アードベッグ 浦彩恵子 LEON.JP
▲ 「アードベッグ 10年」と、これを使用したスペシャルカクテル“ジーニーズ トフィー”。
この日は「アードベッグ・デー」と呼ばれ、アイラ島だけでなく、世界同日にイベントが行われ、その年だけの限定アードベッグがお披露目され、いち早く味わうことができるため、“アードベギャン”(世界中の熱狂的なアードベッグファン)が毎年、心待ちにしているのです。

今年のイベントは「プラネット アードベッグ・デー」と題し、コミックや漫画、アニメやSF、映画などのサブカルチャーをテーマに開催されました。
アードベッグ 浦彩恵子 LEON.JP
▲ 会場のゲストとともに「ヘビー・ヴェーパー」の乾杯で盛り上がりました。
東京で行われた「プラネット アードベッグ・デー」のオープニングにはLEONも注目のカッコいいオヤジ代表の俳優・北村一輝さんや、ラッパーのSWAYさん、モデルの柳俊太郎さんらも駆けつけ大盛り上がりの夜となりました。

LEON.JPではモデル&女優でお酒が大好き、ウイスキーエキスパート(※)の資格も持っている浦 彩恵子さんと一緒にオープニングに参加。浦さんにアードベッグの魅力とこの日のイベントについてお話してもらいました。
※ウイスキーエキスパートとは、ウイスキー文化研究所が主宰する、ウイスキーに関するあらゆる知識、鑑定能力を問う資格認定制度「ウイスキーコニサー」の第一段階合格者に与えられる称号。
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アードベッグ 浦彩恵子 LEON.JP
▲ 浦 彩恵子さん 
── このイベントのことはご存知でしたか?

浦 彩恵子さん(以下、浦)  もちろんです! 私もアードべギャンの端くれですから(笑)。昔から懇意にしてくれているバーテンダーさんに聞いたり、その時の限定ボトルをそのバーで味わったり、毎年かかさずアードベッグ・デーのチェックはしておりました。なんならお願いしてボトル買取も何本かしました(笑)。ですがイベント自体には実際に参加できたことがなかったので、今回参加できて本当に本当にうれしかったです!
── アードベッグとは専門家の目で見るとどういうお酒ですか?

 専門家、というにはおこがましい身ではありますが私なりに語らせていただきますね(笑)。私にとってアードベッグはひと言でいうと"裏切らない蒸溜所"ですね。オフィシャルスタンダードな「アードベッグ 10年」はいつ飲んでも変わらず、芳しいピート香と舌に広がる重厚感ある味わいのバランス良きハーモニーを堪能させてくれますし、そのほかのボトルにしても、ん? これはあんまりかな……というボトルにアードベッグでは正直出会ったことがありません。

そもそもスタンダードとして多種ボトリングがある中で(「コリーヴレッカン」、「ウーガダール」、近年だと「ウィー・ビースティー 5年」など)、限定ボトルも含め、ほぼ一度や二度は飲んでる身としては、これはとっても貴重なことだと思います。

毎年、いろいろな製造手法とボトルデザイン(このセンスがまた素敵……!)の限定ボトルで愛飲者を楽しませてくれること、味わいを裏切らず新しい世界を見せてくれることは、もの凄いことだと毎ボトル感心させられます。造り手さんの粋と飽くなき挑戦心を感じる蒸溜所、それがアードベッグですね。
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アードベッグ 浦彩恵子 LEON.JP
── かなり熱いアードベギャンですが(笑)、個人的な楽しみ方や思い出があれば教えてください。

 もう5年ほど前になりますが、一度スコットランド アイラ島にある蒸溜所を訪れたことがありまして、それこそアイラモルトフリーク、アードべギャンにとっては聖地なわけですから、ものすごくテンションが上がったのを覚えています(笑)。

今回のアードベッグ・デー 2023のオフィシャルバーでも見かけましたが、アードベッグさんは脚付きのストレート用テイスティンググラスに素敵な蓋がついているんですよね。これはアイラの他の蒸溜所にもない珍しいものだったので私も現地で入手したんですが、やはり蓋があるということは、いつまでも香りや味わいを楽しんで欲しいという自信の表れだと思うんです。ここにも粋を感じますね。

なので私はバーなどで、飲み終わってもグラスは返さずしばらく置かせてもらって、他のスコッチを楽しんだ後に、ふと立ち戻ってグラスを嗅いで、その特徴的な余韻を楽しんだりします。
アードベッグ 浦彩恵子 LEON.JP
▲ 「プラネット アードベッグ」の世界に入り込めるフォトスポット。
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── 今回、イベントに参加された感想は?

 待ち焦がれた恋焦がれたイベントに初めて参加できたので、それはもう! とっても楽しかったです! 私が聞いていたイメージだと、バーテンダーさんや玄人さん向けのお堅めなイベントなのかな~と思ったりしていたのですが、アメコミ風の内装デザインだったり、「アードベッグ 10年」を使用したスペシャルカクテルだったりと、老若男女ウイスキー好きを楽しませてくれる、その空間に居て飽きがこない素敵なイベントだなと思いました!

今回の目玉ボトルである「ヘビー・ヴェーパー」はビターチョコレートのような深みのある味わいでとても美味しくてタイプでしたし、それに比較してファーストインプレッションの色味は意外と淡くて、綺麗な小麦色だったのも印象的でしたね。

さらに「アードベッグ 10年」も「ウィー・ビースティー 5年」も飲めちゃうし、カクテルもアマレットアレンジで興味深かったし、お酒好きモルト好きとしては正直まったく時間が足りませんでしたね(笑)。美味しいボトル達に五感を奪われて、おもしろそうなガチャガチャをやり損ねてしまったのが、今も悔やまれます……!
── 浦さんがウイスキーに興味をもったきっかけは?  

 そもそも父がお酒オタク気質で、家族全員酒飲みなんですよね(笑)。なので私が若い時分から、ボウモアやバランタインなどが家にあって飲ませてくれましたし、地元で結構有名なオーセンティックなバーにも連れてってくれたりして素敵なお酒達をわりと早い段階から味わえていたのは幸運でした。

でも20代初期はやっぱりウイスキーの良さなんてわからなくて、なんというか強がり? 勢い? で飲んじゃってましたが、ひょんなことからバーでアルバイトをしたのをきっかけに、ウイスキーにわりと真剣に向き合うようになりましたね。

働き始めは贅沢な嗜好品を飲んでるなぁ、慣れてきてようやく美味しいと思えてきたなぁという程度でしたが、ふとちゃんと思考してみると、アードベッグもそうですが、スタンダードボトルでも10年熟成してるのがザラなんですよね。当たり前のように在るけど、それって凄いことじゃないですか。自分の生まれ年のやつとか探れば全然あるわけなんですよね。もちろんそれなりのお値段したりしますが、ヴィンテージワインと違って、スコッチは度数が高い分、一杯だけでも楽しませてもらえるわけですから。

少しの背伸びとちょっとお財布の紐を緩めれば(もちろんモノによるのでいくら緩めても無理なもんは無理なのもありますが)、"時間"に思い馳せながら堪能できる、そこもウイスキーの魅力だと思います。
浦 彩恵子(うら・さえこ)

浦 彩恵子(うら・さえこ)

2006年、宇浦冴香として17歳でメジャーデビュー。 B'z稲葉浩志プロデュースでオリコンチャートインする。 音楽活動だけでなく、役者として映画、舞台でも活動するようになり、野田秀樹が指揮する「東京演劇道場」のメンバーとしても活動。 ウイスキー文化研究所 ウイスキーエキスパート資格を持つ。

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