2017.06.22
なりきるほどに気持ちがいい、 生バンドカラオケに彼女を連れ出すべし!
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文/大石智子

昭和のカラオケといえば、スナックや町内会のお祭りなどで、みなを前にして歌うのが一般的でした。それが1990年以降カラオケBOXが急速に増えはじめ、当時、会社や学校帰りに通った思い出をもつ人も多いはず。
そして年を経たいま、再びカラオケBOXに行くかというと、例えばデートや合コンで選ぶことは少ないでしょう。特に女性でカラオケBOXに抵抗のある人は多いものです。そこで、ぐっとアップグレードしたカラオケとして近年人気なのが、“生バンドカラオケ”。これはその名のとおり、生バンドの演奏をバックにカラオケを楽しめるラウンジで、ギャラリーの前で歌うカラオケの復活であり進化版。
生バンドカラオケは都内に複数ありますが、なかでもいちおしは、六本木に一昨年オープンした「BAR RESTAURANT BAN×KARA ZONE-R」です。
内装の豪華さが、ステージに立つ者のテンションを上げる!


おすすめする理由のひとつめは、総工費数千万円という気合の入った内装。カラオケモチーフのユニークなペイントが描かれていたり、天井と壁には音に合わせて鮮やかに光るLEDパネルが埋め込まれているという凝りよう。いまの六本木にはまるお洒落さと適度なギラつき感を合わせもち、金曜の夜に行きたくなるような雰囲気であります。
はじめその気がなくても、絶対に気持ちよく歌えます


そして、全員が現役のサポートミュージシャンやアーティストというバンドメンバーのレベルの高さにも注目。システムとしては、まず通常のカラオケのようにマシンで曲を選びます。曲が始まると、バンドメンバーが指定曲の音響に合わせ、即興で演奏を始めるというからくり。マシンにある曲であればどの曲でも対応でき、音量、音質ともに普通のカラオケとは段違い。「広い空間で唄うのはちょっと…」と躊躇している人でも、バンドを従えれば最終的には気持ちよく歌いきってしまう。
周りのお客からの歓声や合いの手も飛んできたりして、気分はすっかりスターであります。学生時代にバンド活動をしていて懐かしさを感じる人もいるでしょうし、広い場所で歌うのは地元の町内会のお祭り以来、という人もいるはず。いずれにしろ、それから数年経って経験する生バンドカラオケは、迫力もクオリティも大人仕様。狭いカラオケBOXにはない解放感と生音の刺激は、クセになる楽しさなのです。

曲がサビにさしかかり、スモークに足もとを包まれれば、そのひと晩の自分はいつもとは別人。というわけで、デートでお互いの新たな一面を垣間見るにもぴったりですし、ディナー後の二軒めとしてもご活用あれ。シーシャもあるのでまったりギャラリーとして過ごすもよし(結局歌いたくなるはず)。もちろん、歌好きな女性を連れて行くもよし。後者の場合は、彼女への合いの手くらいは気前よく声出してくださいね。熱唱後の渇いた喉を潤すシャンパンを差し出すのもお忘れなく。

■BAR RESTAURANT BAN×KARA ZONE-R
■BAR RESTAURANT BAN×KARA ZONE-R
※税サ別、1ドリンクのオーダーは必須