履き心地のよさと上品さを兼ね備えた、トッズのアイコンシューズ

大人の休日シューズにおける決定版。トッズのゴンミーニを評して、そんな表現をよく耳にします。

ゴンミーニは、1970年代後半に誕生。ドライビングシューズとして発売されました。特徴は、やはり100個以上のゴム突起を配した、いわゆるペブルソール。ドライブ中の足さばきがスムーズ&快適に行えるよう、一面をソールにするのではなくペブルソールにすることで、柔軟性とグリップを両立しているのです。

その柔らかく軽いはき心地は、一度履くと必ずヤミツキになると言われるほど。ゴンミーニ発売とともにブランドとしてスタートしたトッズですが、実はそれ以前から靴メーカーとして1920年代から続いている企業。履き心地の良さは、そんな歴史ある実力派のモノ作り系ブランドだからこそなのです。

今ではタウンシューズやリゾートシューズとしても市民権を獲得。ナローで品良いフォルムや、色柄、素材のバリエーションが豊富なことも手伝って、休日シューズからオンスタイルまでカバーする定番として確立された存在です。

イタリア製を貫くゴンミーニ。モカシン縫いのステッチも、手作業で行われています。こちらは定番のソフトスエードモデル。柔らかく軽い作りですが、ライニングはフルレザーで、アイレットもメタル製と細かいパーツにまで上質さをにおわせます。タンにはエンボスによりロゴが。

こちらは新作となるヴィンテージデニムモデル。リアルな色落ちやほつれ感の演出とともに、ミリタリーの階級章をモチーフにした刺繍も見どころに。毎シーズン、色柄や素材、ディテールデザインの新たなバリエーションが提案されるのも、ゴンミーニの醍醐味です。

軽快さだけじゃなく、ラグジュアリー感を強調した提案もお手の物。こちらは型押しクロコダイルモデル。左は色気のある艶出しを、右は表情豊かなエイジング加工を。ともに、トッズの頭文字にインスパイアされたメタルビット「ダブルT」を採用し、ラグジュアリーを主張します。

ゴンミーニで採用されるペブルソール。トッズを象徴するディテールを、こちらのバッグでは底部のコーナーに採用しています。本体はシボの入った上質なレザー。ストラップを通すスリット入りのフラップが特徴です。ショルダーストラップの着脱が可能に。

こちらは、ソフトなカーフレザーを使ったトートバッグ。上と同様に、底部のコーナーにはペブルソールをモチーフにしたラバーの突起を配しています。底鋲の役目ももちろんありますが、レザーにラバーという異素材感が、デザインとして面白いですよね。