いま、超注目のバッファローチェック、その由来を知っていますか？

時代は繰り返すとはいえ、再びこのチェック柄に堂々袖を通せる日が訪れたのは、うれしい限りです。アメカジ世代にとっては、象徴的な柄と言えるバッファローチェック。昨今の古き良きアメカジスタイルのブームにより、再び人気を集めています。

そもそもバッファローチェックとは、森林でのハンティング時に仲間を誤射しないよう生まれたもの。つまり、太くコントラストの強い線で構成されているのは、見通しの悪い中で目立つためなんです。そんな由来を知れば、バッファローチェックが配されたアイテムにタフなアイテムが多いのも納得ですよね。

そしてそれが、昨今の無骨系アメカジブームを受けて「やっぱりアメカジは、ラギッドじゃないと！」と再認識した人たちから、熱視線を注がれているってワケです。

同柄の発祥として、最も有力な説にウールリッチが考案したというものが。なんでも同柄を開発した当時のデザイナーがバッファローの群れを飼っていて、そこからこの名を思い付いたのだとか。なるほど、森林のハンター向けなのに、なぜ草原に住むバッファローの名が？ という疑問が解けました（笑）。

ということで、今回はウールリッチのバッファローチェックアイテムばかりを集めてみました。それも、レッド×ブラック限定！ 裏原世代にとってはブルーやグリーンも気になるところですが、やっぱり基本はこの色ってコトで。

バッファローチェックの定番アイテムといえば、やっぱりフランネルシャツでしょう。素材はコットン100%。着込むほどになじんでいく生地に、愛着が湧きます。特にこの一枚は、糸を3本撚りにしシャトル織り機でブロークン組織にすることで、よりタフで味のある風合いに仕上げています。

注目は各ブロックの形。一般的にバッファローチェックは正方形の組み合わせですが、ウールリッチは過去の資料を紐解き、当時を忠実に再現。その結果、長方形になっているんです。

メルトン生地を採用したオーバーシャツ。シャツといっても、裏地との間に薄いダウンを内包しているので、冬アウターとして着用できます。やや大きめなバッファローチェックが、より存在感をアピール。ポインテッドカラーも相まってクラシック感を主張しますが、リサイクルウールを採用するエコな要素も。

こちらもコットン素材のフランネルシャツ。上の一枚と比べて、長方形のバッファローチェックがコンパクトにあしらわれています。裾の両サイドにはガゼットを配するなど、ワークシャツらしいディテールが随所に。襟はボタンダウン仕様とあって、ニットとの重ね着などでもすっきりとキマります。

コレを巻いて暖炉の前のロッキングチェアに座りたいですよね。世界三大ウール産地の尾州で生産した、ケープとしても使えるブランケットです。ちょうど襟周りにあたる部分に、バッファローチェックをデザイン。ちなみに素材のウールは不要なウール品や半製品などを解体し、再利用したものになります。

いやに小さいネルシャツ……ではなく、コチラは愛犬用のネルシャツ。コレを着させれば、アナタの愛犬も立派なアメカジ犬に（笑）。ボタンをあしらいちゃんとネルシャツ顔に仕立てていますが、実際にはベルクロなので着脱は容易です。背中側には、ロゴパッチ付きのポケットが。