2019.03.12
【体型別 痩せ・ぽっちゃり・低身長】 スマートに見えるスーツの選び方
多くの人が体型に多かれ少なかれコンプレックスを抱いていることでしょう。ですが、だからってスーツが似合わないということはありません。ちょっとしたポイントに気をつければ、誰だってスマートなスーツ姿を築くことができるのです。
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写真/蜂谷哲実(hachiya studio) イラスト/林田秀一 スタイリング/稲田一生 テキスト/吉田 巌(十万馬力)
失敗しないスーツ選びは、必ずあります
逆に体型的なウィークポイントが際立つ結果となります。そんなふうにウィークポイントを無理に“打ち消す”方向ではなく、その体型だからこそ似合うスーツを探してみる。体型にコンプレックスを抱えているのなら、そんな逆転の発想こそが成功の近道。
そもそもスーツというものは、おしなべて男たちの体を美しく見せるために進化してきたもの。どんな体型だって必ず“正解”があるのです。以下に具体例を紹介していきましょう。
● 「痩せ型」におすすめのスーツ「ユナイテッドアローズの2B」
ナローラペルのシャープなスーツがおすすめ
パンツは腰回りにゆとりのある1ブリーツ入りのデザインで、背面にはゴムを仕込んでいるため楽チンな履き心地です。ポリエステル75%+レーヨン25%の生地は、非常にしなやかな肌ざわりでストレッチ性も満点です。
このうち細身体型にお勧めしたいのが、ナローラペルのスーツです。威厳を出そうと太めのラペルを選ぶ人もいるようですが、それは逆効果。かえって体型が貧相に見えてしまいますから。
そして全体的なシルエットもやや細身のものを選ぶのが正解でしょう。あまり余裕がありすぎると生地がバタバタしてしまい、着せられた感じになってしまいます。
● 「低身長」におすすめのスーツ 「ラルディーニの2B」
着丈やや短めのコンパクトタイプがおすすめ
そんな機能系スーツでありながら、着用するとしっかり品のある見た目を構築するのはさすがです。生地はポリエステル58%+ウール44%+ポリウレタン2%。
その上でちょっとしたコツを伝授するとしたら着丈です。ジャケットはなるべく短めの着丈のコンパクトなシルエットのものを選ぶと、下半身と1:1のバランスになり、身長の低さが目立ちません。
また、パンツもやや短めの丈に設定して靴下をしっかり見せること。このあたりがズルズルしているとかえって脚が短く見えてしまうので注意です。
● 「ぽちゃり」におすすめのスーツ 「タリアトーレのダブル」
“ぽっちゃり”を貫禄に転換するダブルスーツがおすすめ
おすすめはダブルブレストのスーツ。合わせが深いため、ぽっこり出たお腹周りが目立たないからです。またダブルスーツはほとんどラペル幅もガツンと太めゆえ、逆に全身がすっきり見えるというメリットも。
もっともダブルはシングルより装飾性が強く、太った自分が着たら迫力が出すぎるかも……なんて心配するかもしれませんが、近頃主流の軽快な仕立てのものならそんな心配は無用。安心してトライしてみてください。
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