2019.03.20
【プロが選んだ】どんなスーツにも合う、革靴5選
スーツに合わせるべきは、今も昔も本格仕立ての革靴がお約束。昨今は多種多様にリリースされていますが、黒革のプレーントゥがあればどんなスタイルにも対応可能。なかでも世界が認めた実力派ブランドの傑作靴を選んでおけば、間違いありません。
- CREDIT :
写真/蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/稲田一生 テキスト/長谷川 剛(04)
まずはプレントゥ一足を揃えればいいのです

シンプルゆえにあらゆる色柄のスーツに合わせられることに始まり、外羽根式の一足ならば、ジーンズやチノなどの装いにも流用可能です。なかでも格式ある老舗ブランドが手掛けるプレーントゥは、長年のモディファイを経た至極の完成型。無二の説得力を放つところも魅力です。
● おすすめのドレス靴 その1 「クロケット&ジョーンズ ラナーク2」
英国の老舗が提案する新時代の本格靴

なかでもこちらの「ラナーク2」は奥行きあるボリューム感あるつま先がいまどき。ゆったりした履き心地を誇るプレーントゥに仕上がっています。英国紳士然とした面構えと現代的な使い勝手を兼ね備えた一足。
● おすすめのドレス靴 その2 「カルマンソロジー」
日本人ならではの繊細な味付けが魅力

またステッチにこだわりを持つ同ブランドでは、既成靴では不可能とされる細密ステッチにてアッパーを縫い上げています。一寸に17〜19のステッチを刻み込むことで実現させている、得も言われぬ美しいラインと佇まいは靴好きをも唸らせます。
4月10日(水)から4月23日(火)までISETAN MEN'Sにてポップアップを開催予定なので、気になる方はチェックしてみてください。
● おすすめのドレス靴 その3 「チャーチ シャノン」
英国カントリーの野趣と高い技術の融合

英国ゆえに生みだされたポリッシュドバインダーカーフもチャーチを代表するタフな革材。雨に強いストームウェルトを組み込み仕立てることにより、全天候に対応する一足に仕上がっています。外羽根には高い技術を要するスキンステッチが施されており、その完成度からいまなお多くの支持を得ています。
● おすすめのドレス靴 その4 「オールデン 53507」
滲み出る個性と歩きやすさを兼備

オールデンにおける絶対定番の「9901」に比べ、スマートな進化が見て取れるこちらの「53507」は、似たようなプレーントゥのなかでもビジネスにマッチしたドレス的要素を持つ一足。
特筆すべきは土踏まず部分を積極的に支えるモディファイドラストの使用。長時間の歩行でも疲れにくい機能は、ビジネススタイルにおいては武器となるもの。極めてトラディショナルなデザインですが、その非対称な面構えにより、ひと目でオールデンと分かるところも魅力です。
● おすすめのドレス靴 その5 「パラブーツ アルル」
雨天もへっちゃらなエスプリ漂う実用靴

ただし底付けはデコラティブなノルベジェーゼ製法。オイル分高めの“リスレザー”をアッパーに使用していることもあり、悪天候に強いモデルとなっています。ソールはパターンの控えめな「グリフ2」を採用。歩きやすさとスマートさを兼備しているところもビジネス向きと言えるでしょう。
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カルマンソロジー https://calmanthology.com/
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