大人の「スケスケ」スニーカー５選。 白を超えるのはコレです！

昨今主流のニットやメッシュアッパーのスニーカー。ソックスが透けて見えることで、その組み合わせ自体を楽しめたりお茶目さをアピールできたりと、良いこと尽くめなわけですが、さらにそれを進化させたのが、今回ご紹介するスケスケスニーカー。

アッパーの一部もしくは全てをシースルーにすることでソックスがこれまで以上に透けて見えるスニーカーが、一部の高感度なブランドからリリースされているのです。

この見せる美学＆差別化への飽くなき探究心こそ、ファッション本来の楽しみ方。軽快感も十分ですので、まさに春の足元にぴったりの演出方法かと。

オーセンティックなランニングシューズのデザインをベースにしつつ、ヒール部分にメタルパーツをあしらったり、アウトソールにモノグラム・フラワーを埋め込んだりと、所々に散りばめた遊びゴコロにセンスが光ります。スエードカーフ×メッシュの素材はオールホワイト仕上げにされているため、爽快感も十分。オーバーサイズのトレッドパターンも、コンテンポラリーな雰囲気づくりの一助に。

あえてメッシュ部分のライナーを排することで絶妙なスケ感を表現。うっすらと霞がかったようにソックスがお目見えするので、派手色を選んでも大人っぽく中和してくれます。

テクニカルファブリックの上に描かれた花柄は、自然や花々を愛したムッシュ ディオールに対するオマージュを捧げたものであり、今シーズンのコレクションでも多用されたモチーフ。ヒールは一部を段違いでデザインしたり、ブランドのロゴをさりげなくサイドに配したりと、ディテールにまでとことんまでこだわり抜いています。

半透明の部分にはPVCを使用。単体で見ると真っ白なキャンバスの上に美しい花々が咲き乱れる風情あふれるデザインですが、着用時はソックスの色味が透けて見えるのでより色彩豊かな雰囲気に。

気になるスケスケの部分の詳細は後ほど語るとしても、ダッドシューズを踏襲するぽってりフォルム＆分厚い波型ソールやFFロゴ等々、トレンドのディテールとブランドのアイデンティティを余すことなく注入。とはいえ基調となるのはホワイトとブラウン、そしてブラックというシックなカラーリングなので、大人っぽく履きこなせるはず。

アッパーのベースとなるのは、フェンディならではの上質なカーフレザー。そこにマイクロメッシュのテクニカルファブリックをインサートすることで、アッパーの一部をスケルトン化しました。

ランバンのなかでもここ数シーズン絶大な人気を誇るスニーカーが、こちらのダイビングシューズをモチーフにしたモデル。丸みを帯びたソールをベースに、アッパーの素材やデザインを少しずつ変化させている同ラインの新作は、爽やかな季節にふさわしいカラフルな配色がなんともキャッチー。軽やかな装いのなかに、洗練された遊びゴコロを添えてくれます。

表情の異なるメッシュ素材を何層にも重ね合わせることで、見えなそうでギリギリ見えるという、針の穴を通すような塩梅を表現。この奥ゆかしさが、フレンチならではのエスプリを感じさせるのです。

バスケットボールシューズからインスパイアされたデザインのアッパー部分には、まるで織り込んだかのような風合いに仕上げたPVCを使用。一方ソールには、超軽量なうえに柔軟性や弾力性を備えるEVA素材が用いられているため、履き心地は快適そのもの。つまりトレンドの最先端なデザインを楽チンに履きこなせるというわけです。

まるで糸を織り込んだかのような見た目のPVCは、アッパーの全面に使用されます。ですので、着用時のソックスの見え方は、当然ですが全方位的にシースルー。これはソックス選びにも気合が入りそうですね。

ビブラム社が同ブランドのために開発した超軽量かつ高いクッション性を誇るソールを採用したり、軽量で耐久性のあるリップストップファブリックをアッパーに使用したりと、機能面は一切妥協なし。トレンドのダッドシューズ型ながらトーンの異なるホワイトを組み合わせることで、旬で爽やかなムードに仕上げたデザイン性の高さも見逃せないポイントです。

アッパーにはモノフィラメントのリップストップファブリックを使用。透け感があるため耐久性に一抹の不安がよぎりますが、実は引き裂きにも強い堅牢性を誇ります。